読み物として面白い本じゃないです。

データ分析を重ねて、事象を明らかにしようという本なので、ま、学会発表をまとめた本的な感じ?でも、取り上げているテーマが面白いと思って。

こんな研究はどういう学部でするのかと思ったら、社会学部、人文学部、経済学部。なるほろー。
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結局、データを統計分析して出てきたことは、優秀な人は東京の大学へ行って、よりよい仕事について、たくさんの賃金を稼ぐ、ってこと。ああ、そんなの普段実感として感じていることだよ。

でも、それをデータで示して見せる、っていうのは大切だよね。そして、その背景は、地域間格差でもあり、親の収入でもある。

東大の学生の親は年収1000万以上が多いっていうニュースあったよね。ま、そういうことだ。

個人の資質として優秀であれば、親の年収1000万円なくても出世(なにをもって出世とするかはここではおいといて)できるかもしれない。かもしれないが、そもそも親が年収1000万円ないと東京の大学に行けないから、チャンスがぐっと減る。

この本の内容を下世話にまとめるとこんな感じです。


最後はインタビューを並べたのは、データがリアリティもって見えてくる。研究の定番と思いつつ、「その通り、やっぱりインタビュー必要!」と思った。


あと内容とは全然違うけれど、いま統計調査をしようと思うと、ネットのアンケート会社を利用するんだね。ああ、そういう世の中なのか、と思った。そういう意味では対象者は線引きされるが、広い範囲でデータを集めることもできる。ネットのアンケート調査会社って、企業が使っているのかと思ったけれど、学術調査にも使えるんだ。おそらく高額の依頼料が必要だと思うけれど、それを研究費で賄うんだろうね。

この本を読んで、一番私が驚いたのは、そこですよ。

ああ、私って時代についていってないなあ、とまたまた思いました。ぶーぶー





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