人の批判はしたくないので。でも、私のブログにつながりがあるところで読んだ記事で、子供が低年齢でIQ150とったというのが。早期教育を勧めるということなのだろうが、それについて、私は思うところがあるので。批判じゃないよ、私が思うところ。

 

IQ200の天才とか、ドラマや映画、マンガで出てくるけれど、そもそも大人にIQは関係ない。私はもう最近、この分野のものを読んでいないので、もしかして定義がかわっていたらごめん、なんだけど。

IQテストは、同世代の結果と比べて、どうか、ということ。なので、運動は全然できないが、本ばかり読んでいて、マンガばかり読んでいて平面図面や文字に強い子供だった私は、普通にIQ120とか130とか。で、80ぐらいがよく境界線と言われるけれど、それ以下だと発達の障害がある可能性もある、ってこと。平均より遅れているから。

IQテストで測る内容は、その後さまざまな発達があったのかもしれないが、私はそれを知らないので、あくまでも低年齢を対象に考えると、例えば積木のブロックの絵を見せて、積木がいくつあるか、と言った内容。これは発達心理学などを学べば、ピアジェの三山問題とかいうもので、積木の絵を見て、絵にかいてある部分だけ数えると3つとか6つとかなのだが、積木は立体なので、絵で描かれていない奥の部分、下の部分にも積木があるので、正解は「3」や「6」ではなく、その絵にもよるが、「4」とか「8」とか、そういう数になる。そういう見えない場所にもモノがあるっていうのは、ちっちゃい子には理解できない。これ認知心理学ともかぶっているところだけど、それがあるってわかるのが認知能力の発達なの。それが年相応(過去のデータの積み重ね)かを測るもので、IQ100が年齢相応。年齢よりちょっと進んでいるか、遅れているかというもの。非常に遅れている場合は、それこそ認知機能に問題があるかもしれないので、早めに対処しましょう、特別な教育をしたほうがいいかも、というもの。

というように、私は理解しているのだが、もし現在の心理学では違っていたらごめんなさい。

 

なので、IQ150の子供が、中学生になるとIQ100になるのは異常でもなんでもないし、IQ150の子供が大人になって、大人のなかで秀でているわけでもない。

早期教育の是非はいろいろ言われているが、早期教育をすれば、たいていの場合、その年齢ではIQが上がるのは確かだと思う。

 

とはいえ、脳科学は飛躍的に進んできているけれど、またまだわからないことはある。指先を使うことをすると、機能の向上はあるようだし、体全体を使う運動もどうやら必要らしいことも分かってきた。IQが高い子のほうが、学校のシステムになじめるだろうし、テストは得意かもしれない。ドラマだとIQ高すぎて反社会性が高くて、学校だめっていうキャラもあるけれど、ま、大体で言えば、高い子のほうがテストがよさそうだし、入試の心配も少ないかもしれない。でも、IQとはイコールじゃない。学校のテストや、入試問題の多くは、逆に言うとIQを測っている内容じゃないし。

 

というわけで、子供のいない私が言う事ではないが、あまり振り回されないので、のびのび育てたほうがいいんじゃないですかね。お母さんは、責任を感じすぎなくっていいと思いますよ。

うちの母は、勉強しなさいって言ったことないし(でも挨拶しなさいはすごく言った)、私は小学校4年生が5年生にお習字習ったこと以外、習い事したことないし。しかもそれ、友達と一緒にいたかったからやらせてと頼んで、その上、お友達と一緒で嬉しくって騒ぎまくって、私はやめされられてしまったし。それなのに、こんないい子に育ったんだよ~(笑)

お母さん方、肩の力抜いてください。もう子供を育てているというだけで、ものすごく立派なことをしているんですから。頑張りすぎないで。豚