アンフレンデッド

 

 

アイデア!

抜群に創意工夫!

全編、パソコンの画面上だけで展開する映画。

噂には聞いていたけれども、成程である。感激である。

 

Skype(スカイプ)である。

インターネットを通し、複数人でテレビ会話が出来るツール。

LINE(ライン)のテレビ電話を複数人使いで、といえば身近だろうか。

 

ティーンエイジャー仲良しグループがネットで会話中。

顔無しの見知らぬアカウントが加わってきた。

誰だ。誰だ。

もしかして1年前に自殺した、あの子の…幽霊…?

 

日常のパソコン使いを有効活用。

カーソルの動きや言葉の打ち込みに、動揺や感情が浮かび上がる。

 

もはや、手持ちビデオカメラでさえない、パソコン内臓カメラ。

画質も乱れる。

画面の向こうで、叫び声。

何が起こっているのか、見えそうで見えない。だが、それがいい。

 

 

 

レブン・カブリアーゼ監督はジョージア(旧グルジア)出身の方。

センスが山盛り。勢い&勢い。俳優の追い込み方もいい!

 

主演女子シェリー・ヘニッヒが大変な美人。

それもそのはず、2004年度のミス・ティーンUSAだとは!

高校の人気者をそのまま体現。錯乱ぶりも美しい。

 

俳優陣は各々、PC画面に現れたり現れなかったり。

各担当時間は短いながら、皆、よい仕事ぶり!

 

PC画面の処理テクニックが相当。な気がします。

乱れまくる画像ながら、観やすいのだから。

 

肝はプロデューサー、ジェイソン・ブラムだろう!

いつもは末尾に記載する関連作品を↓どうぞご覧ください。

 

 

どうですか!全部、好物!あ、当方の、です。

いま話題の『ゲット・アウト』、これから公開の『ドクター・エクソシスト』もこの人の製作だから、ヨダレ噴出。

もう、この人に憑いていきたい。あ、違った、付いて行きたい。

 

 

 

一夜の顛末は、短尺で一気に進む。

ほぼ、リアルタイムだ。

 

楽しい時間から、阿鼻叫喚まであっという間。

各人の部屋で起こる恐怖現象。

それが、ここまでの緊迫感を生むとは。

 

ネット上での軽率さが、人生を壊すことがある。

一生をふいにするツールが、こんなにも気軽に使える時代。

 

彼らの人となりが明らかになっていく過程も、いい。

罪を肥大化させて見せているが、考えさせられる。

ここには悪魔は出てこない。

もっと気軽な凶器だから、怖い。

 

鑑賞後にはカタルシス。

ここに込められたメッセージ。

教訓と振り返りが塗りこめられたホラーは、良いホラー。

 

 

 

映画 DVD

 

『アンフレンデッド』
Unfriended
2014年・アメリカ
監督:レブン・カブリアーゼ
脚本:ネルソン・グリーブス
制作:ネルソン・グリーブス、ティムール・ベクマンベトフ
製作総指揮:ジェイソン・ブラム
出演キャスト:シェリー・ヘニッヒ、モーゼス・ストーム、レニー・オルステッド、ウィル・ベルツ、ジェイコブ・ワイソッキ、コートニー・ハルバーソン、ヘザー・ソッサマン

 


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※鑑賞の感想です。情報に誤りがございましたら御一報頂けましたら幸いです。