Microsoft Officeに付属しているフォントの商用利用には使用許諾がいる場合があります

知っているようで知らないフォントの使用許諾範囲

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フォントには、使用許諾範囲があります。

アメブロカスタマイズやホームページ制作、ちらしや動画作成など、あらゆるところに必要とされるフォント。

フォントに使用許諾範囲があるのを御存じの方も多いかと思います。

Windowsパソコンにあらかじめ入っているMicrosoft Office。

Microsoft Officeに付属しているフォントにも商用利用可否があります。

マイクロソフトの著作物の使用について

マイクロソフトの著作物の使用についてフォントの項目が記載されています。
～ここから引用～

Windows には、多数のインストール済みフォントが付属しています。Microsoft Office およびその他のマイクロソフトアプリケーションでは、追加のフォントがインストールされます。Microsoft Office と Windows の両方の使用許諾契約書 (EULA) にはフォントに関する条項があり、それらの製品に含まれているフォントの取り扱いを規定しています。通常、マイクロソフト製品に付属するフォントは、変更、コピー、または再配布することはできません。マイクロソフト製品に付属しているフォントは、多くの場合、作成元から直接入手することもできます。追加のエンドユーザーライセンス、ISV ライセンス、または OEM ライセンスが必要な場合の連絡窓口を確認するには、各フォントファイル内の商標表示と著作権表示を参照してください。著作権表示または商標表示にマイクロソフトが作成元であることが記載されている場合は、フォントのライセンスを Monotype Imaging から取得できることがあります。マイクロソフトのフォントに関するライセンス情報は、「Typography (タイポグラフィ) 」を参照してください。

～ここまで引用～

Microsoft Officeに含まれるフォントの種類

Microsoft Officeには、大きく分けて以下の2種類のフォントが含まれています。

Microsoft 固有のフォント

例: MS 明朝、MS ゴシック、Calibri、Cambria、Consolas

サードパーティ製フォント:

例: Arial、Times New Roman、Verdana、Tahoma

Microsoft 固有フォントの商用利用

Microsoft 固有フォントの商用利用可否は、フォントによって異なります。

商用利用可能なフォント

例: MS 明朝、MS ゴシック、Calibri、Cambria

これらのフォントは、Microsoft Office製品での商用利用はもちろん、他のソフトウェアや印刷物での商用利用も可能です。

商用利用不可なフォント

例: Segoe UI、Segoe Script

これらのフォントは、Microsoft Office製品でのみ利用可能で、他のソフトウェアや印刷物での商用利用は不可です。

サードパーティ製フォントの商用利用

サードパーティ製フォントの商用利用可否は、フォントの著作権者に依存します。

商用利用可能なフォント

例: Arial、Times New Roman、Verdana、Tahoma

これらのフォントは、多くの場合、商用利用可能です。

ただし、フォントによっては、特定の条件を満たす必要がある場合があります。

商用利用不可なフォント

例: 特定のフォントファウンダリが独自に開発したフォント。

これらのフォントは、商用利用不可の場合が多いです。

許諾範囲は、フォントそれぞれにより相違しますので、フォントごとに許諾範囲を確認して使用しましょう。

フォントファイルを右クリック→プロパティ→「詳細」タブで所有者やメーカーを確認することができます。

商用利用不可のサードパーティフォントの例

DynaFont

下記に詳しく許諾範囲が表示されています。
使用許諾について"

ＤＦＰ中楷書体
ＤＦＰ勘亭流
ＤＦＰ太丸ゴシック体
ＤＦＰ教科書体W3
ＤＦＰ痩金体W3
ＤＦＰ祥南行書体W5
ＤＦＰ行書体
ＤＦＰ隷書体

ダイナフォントでは、Webサイトのデザイン制作をユーザー自身が行うなう場合はOKですが、第3者が提供する場合はNGです。

また、商標登録・意匠登録など法的保護を受けるロゴへの使用は非許諾となっています。

広告、カタログ、チラシ、DM、ステッカー、商品パッケージ、ノベルティグッズなどや、印刷物に値する各種ＰＤＦ、のぼり、バナースタンド、ポスター、パネルなどは許諾範囲となっているようです。

～ここから引用～

ダイナフォントパッケージ製品の使用許諾範囲に含まれる代表的な使用方法は「紙媒体への印刷（チラシ・広告等の商用印刷物含む）」や、「パッケージをご購入の方のホームページ内のみでの使用（法人も含む）」、「家庭内など個人で楽しむ映像作品」などとなります。
従って作業するPC1台につき、1パッケージ製品をご購入いただければ他の契約の必要はありません。

引用元：ダイナフォントの商用利用に関して
～ここまで引用～

「DynaFont（ダイナフォント）使用許諾範囲について」

リコー

HG正楷書体-PRO
HG丸ゴシックM-PRO
HG明朝B
HG明朝EHG行書体
HG教科書体
HGゴシックM
HGゴシックE
HG創英角ポップ体
HG創英角ゴシックUB
HG創英プレゼンスEB

リコーフォント商用使用許諾

リコーフォントは、Microsoft Officeにバンドルされているものは、使用許諾範囲が「基本使用」となり、非個人または営利目的では非許諾となります。

例えば、ロゴ、広告、ポスター、カタログ、POP、グッズなどでの使用も非個人または営利目的では非許諾となります。

～ここから引用～

例えばチラシの場合、「お店がフォントを使ってチラシを生成し、お店で販促として掲示する場合」は非営利として扱いますが、「チラシ業者がフォントを使ってチラシを生成し、お店にチラシを納品（販売）する場合」は非営利とは扱いません。商用利用料金を申し受けます。

引用元：商用利用ライセンスの基本的な考え方
～ここまで引用～

Microsoft Office以外の商用利用可能なフォント

Microsoft Officeインストールされていない商用利用可能なフォントもあります。

ゴシック体

Noto Sans JP

GoogleとAdobeが共同開発したゴシック体です。
読みやすく、さまざまな用途に使用できます。

M+ PLUS Rounded 1c

太字でインパクトのあるゴシック体です。
ロゴや見出しなどに適しています。

源暎ゴシック

和文フォントとして人気の高いゴシック書体です。
読みやすく、さまざまな用途に使用できます。

游ゴシック

UD新ゴと同様に、可読性に優れたゴシック体です。

明朝体

Noto Serif JP

GoogleとAdobeが共同開発した明朝体です。
読みやすく、さまざまな用途に使用できます。

M+ PLUS 1p

エレガントな明朝体です。
高級感のあるデザインに適しています。

IPA明朝

IPAフォントプロジェクトによって開発された明朝体です。
読みやすく、長時間のパソコン作業にも疲れにくい書体です。

IPAフォント
IPAフォントライセンスv1.0

筑紫A丸ゴシック

丸みを帯びた明朝体で、柔らかい印象を与えます。

その他

UD新ゴ

ユニバーサルデザインの観点から作られたゴシック書体です。
読みやすく、視覚障碍者にも優しい書体です。

ロゴタイプゴシック

太字でインパクトのあるゴシック書体です。
ロゴや見出しなどに適しています。

ハミング

手書き風のフォントです。
親しみやすいデザインに適しています。

マティスEB

ポップなデザインのフォントです。
目立つデザインに適しています。

これらのフォントは、すべて無料で商用利用可能です。

ただし、フォントによって利用条件が異なる場合があります。

利用前に、フォントのライセンスをよく読んでください。

無料の日本語フォントを見つける方法

無料の日本語フォントを見つける方法はいくつかあります。

フリーフォントサイト

多くのフリーフォントサイトでは、無料で商用利用可能な日本語フォントをダウンロードできます。
IPAフォント
IPAフォントライセンスv1.0

Google Fonts

Google Fontsでは、無料で商用利用可能な日本語フォントを含む、さまざまな言語のフォントをダウンロードできます。

Adobe Fonts

Adobe Creative Cloud サブスクリプションに含まれるAdobe Fontsには、無料で商用利用可能な日本語フォントを含む、さまざまな言語のフォントが用意されています。

無料の日本語フォントを利用する際の注意点

無料の日本語フォントを利用する際には、以下の点に注意する必要があります。

フォントのライセンスをよく読む

フォントによって利用条件が異なる場合があります。利用前に、フォントのライセンスをよく読んでください。

フォントの改変や再配布

フォントの改変や再配布を行う場合は、フォントのライセンスの条件を遵守してください。

商標登録

フォントの名称やロゴを商標登録することはできません。

著作権侵害

著作権侵害など、法的な問題が発生しないように注意してください。

知っているようで知らないフォントの使用許諾範囲

フォントの商用利用可否は、予告なく変更される場合があります。

最新の情報を確認する必要があります。

フォントの改変や再配布を行う場合は、著作権法などの法令を遵守する必要があります。

仕事で商用利用する前には、使うフォントに関してきちんと調べることが必要ですね。

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