2018年6月議会一般質問(パスポート取得窓口開設について) | 清須市議会議員 高橋てつおオフィシャルブログ Powered by A,meba

2018年6月議会一般質問(パスポート取得窓口開設について)

6月8日に以下4点一般質問をしました。

 

①新潟小2女児殺害事件を踏まえた下校時の安全確保策 

②旧西枇杷島庁舎の利活用について

③パスポート申請窓口の開設について

④バスケットゴール設置について

ここで順次質問の内容をUPしていきます。

まず 順番は異なりますが 

③パスポート申請窓口の開設について

ご報告します。

実はこの質問のきっかけは

市民の方からのメールで

ご指摘と要望を頂いたもの。

ご指摘を頂くまで恥ずかしながら

市町村への権限移譲のことを

知りませんでした。


質問趣旨)

平成24年4月より愛知県より事務権限移譲により
パスポートの申請・受け取り窓口の開設が

市町村でも可能となっています。


現在、瀬戸市・春日井市・豊川市・刈谷市・

安城市・西尾市・蒲郡市・小牧市・東海市・

大府市・知多市・田原市・美浜町・設楽町・東栄町・
豊根村の16市町村が開設しており。

名古屋市や本市を含む
38市町村では開設していません。

 

現在本市の市民はパスポート取得のためには

基本的には県の窓口である
名古屋駅JRセントラルタワーズ15Fにある

「愛知県旅券センター」でパスポートを取得します。


清須市内にパスポート取得窓口を開設し
市民の利便性を高めるべき

何故今まで開設しませんでしたか?


市民課長答弁)
○市で窓口を開設した場合、市内に本籍のある方は、

戸籍謄本の取得とパスポート申請が同じ場所で出来ることになります。

申請から受取りまでを市の窓口で行うことになり、受取りまでの日数が、

土曜・日曜・祝日を除いた日数で数え、

県の旅券センターでは、申請の日から6日目以降であるのに対し、

市の窓口では、申請の日から8日目以降となります。

○ また、原則として、県の旅券センターを利用できなくなり、

県の旅券センターが行っている日曜日の受取りが出来なくなることなど、

市民の方に不便をおかけする事態が生じることになります。


○ 本市においては、名古屋市に隣接しており、

名古屋駅までの交通の便もよく、

名古屋方面に通勤・通学されている方も多く、

県の旅券センターを利用する方が便利だと思われます。

○ さらに、現在、証明書のコンビニ交付を検討しているところであり、

コンビニ交付が実施されれば、コンビニで戸籍の証明書を

取得できるようになり、市役所の窓口に来ていただく必要もなくなります。

○ ただし、今後も近隣市町の動向等に注視しながら、

旅券事務の権限移譲について、研究してまいります。

高橋解説)
市役所で窓口を開設した場合、
戸籍取得と申請がワンストップでできる。
これが最大のメリット。

 

原則当該市町村での申請受け取りを

愛知県は促しています。

しかしその原則論を愛知県にお尋ねしたところ

申請から取得まで

愛知県窓口 6日

市町村窓口 8日

ですが急ぎの6日で発行希望の方は

愛知県窓口で取得できるので

従来通り名古屋駅で取得できます。

 

また名古屋駅へ通勤通学の方が多いとの答弁ですが
むしろ名古屋に通勤通学していない方のほうが多く
市の窓口のほうが近くて便利な方が多いはず。
そして県の旅券センターは大変込み合うが

市の窓口ならたいして待つことがなくワンストップで取得できます。


また証明書のコンビニ交付を例に挙げられましたが
それを導入することとこの件は全く関係ありません。

コンビニで戸籍を取得して市や県の窓口に行くのは
むしろ二度手間でありかえって不便です。

そのほか窓口開設は本市が進める

国際交流の振興に資するものであること

窓口開設した場合の経済的効果

(本市に存する旅行会社は大歓迎と言っていました。)
 

以上を考えると市民サービス的に

何ひとつデメリットが見いだせず

やらない理由が全く理解できません。

職員の事務量が増える、

行政コストが余分にかかる

からやりたくないと

市役所は考えるのでしょうか?

 

愛知県によれば次年度には

新たに10の市町村が窓口開設を

検討しているとのことです。
 

まわりの様子を眺めているばかりいて

後追いしているのではなく

魁となっていただきたいものです。
 

清須市では現在年間約2400人もの方々が

パスポートを取得しているそうです。

 

早急な窓口開設を今後も働きかけてまいります。