崎谷作品の新装版です!!


旧版は読んでないんですよね~。
というか、これっていろいろと関連作品があるの知っていたんだけど、
それも読んでいなかったの。
でも全サを応募したくて買ってしまいましたww

まー、関連作である「大人は愛を語れない」を未読でも
読むには問題はありません。
もちろんその作品のキャラたちも出てくるけれど、
その関係性が重要というわけではないので~。


新装版なのでもとは2003年頃の作品です。
でもそれもまた同人誌を改稿して出したものなので本当にこの作品を書いたのは
1998年頃というのでかなり古い作品になりますね。

でも崎谷節は絶好調だしキャラの性格や性質はまさにザ・崎谷作品という感じww
受けちゃんはちょっとおバカっぽいしゃべり言葉に(うーん、おそらく恋人になった途端、崎谷作品の受けちゃんは総じて台詞がひらかなになる確率が高いからだろうか)、
電波女性が出てくる。
出た!電波女!!!
崎谷作品の女性って極端なの。かっこいい女性か電波かwww
なじぇにフツーの女性が出てこないのじゃー??


崎谷 はるひ著「その指さえも」
その指さえも (幻冬舎ルチル文庫)/幻冬舎
¥669 Amazon.co.jp
華やかな容姿と人あたりのよさで世を渡ってきた水江律は、友人の紹介で居酒屋のバイトに入ることに。その店「韋駄天」の店長代理は律と同じく大学生バイトの中垣遼太郎。初対面の自分に対し無愛想で厳しい中垣に反感を抱く律だったが、ぶっきらぼうな中に時折やわらかな笑顔を見せる彼に次第に惹かれて…?未収録短編を加えた待望の新装版!!



2部構成です。
最初は恋人になるまで、
2部は恋人となったあと、攻めの方は社会人となり環境も変わって・・・・という感じですね。

大学の友人に居酒屋のバイトを頼まれた律。
店長不在のその居酒屋「韋駄天」でたった一人切り盛りしていたのが
同じ大学の中垣だった。
人当たりのキツイ中垣に最初こそ反発を覚えたものの、
中垣から忙しさの中でちょっと言葉がきつくなったとすぐに頭を下げられ、
かえって好印象に。
しかも野性味のあるいい男。
律の好みドストライクな中垣に恋に落ちてしまうのは
もう自然の流れだった。

1部の方は本当によくよくあるパターンですね。
山場とかあるわけじゃないし、
何こいつー!むかっって思っていた相手が本当はとってもいい人で
その彼に片思いして、でもその彼も大学を卒業したら
バイトも辞めてしまうわけで、離ればなれになってしまう・・・
そこで中垣のバイト最後の日に二人で家飲みをして、とうとう・・・
ということですね音譜
いや、ほんとにこれだけの話なの。
ライバルとか出てくるわけじゃなく、すれ違いがあるわけじゃなく、
出会いとくっつくとこだけ。
でもそんななかでもちゃんと互いの気持ちがわかるように書かれております。

どちらかというと2部の方が主軸です。
1部は律の片思いという視点からだったので
律メインだったけど、
2部は社会人となった中垣が同じ会社の先輩女性社員で電波女から
セ/ク/ハ/ラ&ス/ト/ー/カ/ー行為を受けるという
苦悩がメインです(-^□^-)←笑っちゃいけない

この電波女の凄まじいこと!!
ゾンビの如く倒しても倒してもまだ起き上がって攻めてくる・・・
そんな怖さを感じさせてくれますよー。
だって電車に乗る時にも巻いたり、人ごみに逃げたり
さんざんやっても気付くを後ろにいるんだよ~( ̄□ ̄;)

これが恐怖じゃなくて何だというのだ!!!

こんな女にロックオンされた中垣。
逆に律の可愛らしさにより一層癒されてラブラブになる・・・ってわけなんですがねwww

それにしてもなんだって男ってのは、
好きな相手(しかもその相手が年下となると)には、
悩みを相談できない、
その内容をかっこ悪いと思っちゃうのかしらね。
確かに電波女が怖くてたまらんってのは
ちょっと情けないって思われちゃうかも知れないけど、
あそこまでいくと立派に犯罪レベルのような気がするよ。
かっこ悪いとか言っている場合じゃないと思うんだよ。

それにしてもあの電波女のしぶとさには脱帽です。

結局それが一番印象深かったという・・www


H度ドキドキドキドキドキドキ
ストーリー度満月満月満月



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