今日は、お昼13:00からと夜18:30から、麗明堂の店内で心の栄養「ひまわり会」を行いました。
そのテキストとしてご参加の皆さんに差し上げる心を育てる月刊誌 『ニューモラル562号』‟「ありがとう」を伝える”の中から、今日は『感謝の日記』についてご紹介したいと思います。
大学二年生の美咲さん(19歳)は、故郷を離れ、都内で一人暮らしをしています。一人っ子の美咲さんは、家族みんなの愛情を一身に受けて育ってきました。その中でも特にかわいがってくれたのが、一緒に暮らすおばあさんです。
両親が共働きだったこともあり、美咲さんの身の回りのことは、おばあさんが何でも面倒を見てくれました。 そんな美咲さんでしたから、上京して一人暮らしを始めた当初は、困ったことがあると、おばあさんに電話をしてアドバイスをもらい、時には泣きながら電話をかけることもありました。
それから一年が経ち、美咲さんの生活は落ち着いてきましたが、おばあさんからは今でも三日と空けずに電話がかかってきます。
美咲さんは心の中で「またおばあちゃんのおせっかいが始まった」と思いながら、そっけなく電話を切ってしまいました。
翌日の昼休みのことです。美咲さんは友人の明日香さんからこんな話を持ちかけられました。
「私が取っている心理学の授業の課題なんだけど、美咲に協力してもらってもいいかな?これから六週間、毎週日曜日の夜に‟感謝の日記”を書いてほしいの。別に難しいことじゃなくて、その一週間を振り返って、自分が感謝したことを五つ書き出すだけなんだけどね。実際に感謝したことだったら、なんでもいいよ、ただし毎週必ず五つ書いてね」
「それで何がわかるの?」
と美咲さんが尋ねると、明日香さんはにっこり笑ってこう言いました。
「それは、やってみてからのお楽しみ」
日曜日の夜、美咲さんはその一週間を振り返って‟感謝の日記”を書いてみることにしました。
最初に二、三個は簡単に思い浮かぶのですが、『必ず五つ』と言われると、最後はなかなか出てこず、考え込んでしまうこともありました。
六週間後、美咲さんは書きためた‟感謝の日記”を明日香さんに手渡すと、
「協力してくれてありがとう。こうして見てみると、美咲が一番感謝している相手はおばあちゃんみたいだね。ほとんど毎週、おばあちゃんに関係することが書いてあるよ」
明日香さんにそう言われて、美咲さんは驚きました。
美咲さんは、明日香さんに“感謝の日記”には、どういう目的があったのかを尋ねたら、こう答えてくれました。
「そうね、そろそろ種明かしをしないとね。実は、これは海外で行われた心理学の調査と同じもので、感謝と幸福感の関係について調べるものだったの。普通は幸せだから感謝すると思うけど、この実験は、もしかしたらそれは逆の関係にあるんじゃないか… という考えに基づくもので、感謝をすればするほど幸せを感じられるようになるのだそうよ」
すると、美咲さんもこう答えました。
「確かに日記を書いて“ありがたかったなぁ”ということを思い出しているときは、何だか心がほかほかしてきた気がするわ」
この続きは、また明日・・・
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