教科:【考え方】


――昨日(1)のつづきより


昨日は、武士道の精神から見返り求めないお話をいたしました。


わたしが心がけていることは、
「人を相手にせず、己の行為を相手にせよ」
です。


では、相手に見返りを求めると、どうなってしまうでしょう。
本日は「見返りを求めずに、何をするか」について考えてみたいと思います……。



例えば、わたしから“相手にあいさつ”をしたとします。
その相手はあいさつをされたにもかかわらず、わたしにあいさつをしません。
以前のわたしでしたら、
 失礼な人…
 お高くとまっている人…
 無愛想(ぶあいそう)な人…
 生意気な人…

こんな思いになっていました。


怒る


これではせっかく善意でした行為も結果的に相手を悪く思うことになり、残念な結果となってしまいます。
このときのわたしは、“見返りを求めていた”のです。
「相手があいさつを返してくれて当然と……」


見返りを求めないようにするためにも必要なのが、
「人を相手にせず、己の行為を相手にせよ」
なのです。


相手の態度や考え方に流されず、左右されず、自分が正しいと思った行為だけを見つめるのです。
そして、人がどうかではなく、自分が正しいと思った行為ができているかに価値を置き、自分で評価します。
相手がどうであれ、“自分から相手にあいさつができたことが大事”なのです。
このように考えながら実践してきました。


すると、相手がどんな態度をしても、
 腹が立つことがなくなる…
 相手を悪く思わなくなる…
 悪口を言わずにすむ…

という効果が出てきて、相手に感情を動かされることはありません。


あいさつだけではありません。
 やってあげた事に、お礼を言わない…
 頼み事ばっかりで、こちらの頼み事は聞いてくれない…

などなどいろいろな場面に効果があります。


わたしは自分づくりを心がけています。
そのために必要と思ったことが、「武士の誇り」でした。

人間をつくりには、この武士の誇りを学ぶ必要性を強く感じました。

本日は「武士の誇り」についてお話いたしましょう。


本日の「メルマガ人生学校」の授業は『見返りを求めない武士道精神(2)~見返りを求めない生き方~』です。




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わたしは幸せとは何かを知りませんでした。
こんなことを言えば、
「えっ!そんな簡単のことも知らないのか!!」
と驚く人もいるかもしれません。


わたしは過去に幸せだったことがありました。
その幸せとは、自分の願いや望みが叶ったときに訪れました。
しかし、その幸せも気がつくといつの間にか幸せとは感じなくなっていたのです。
時間が経つと幸せが薄れてゆき、やがて幸せを感じなくなってしまい、過去の幸せだった思い出になってしまったのです。
幸せとはそんなものなのでしょうか……。
わたしは幸せとは何かがわからなくなってしまったのです。


そこで「自分が納得する幸せ」を探すために、幸せのヒントになる本を読みあさる、テレビや映画を観る、セミナ―や講演会に参加する、そして取材をしてきました。
しかし、誰もが幸せとはこのようなものだと言ったのです。
幸せとは、
 欲求を満たすこと…
 願いが叶うこと…


わたしはこの答えに説得力を感じませんでした。
それは自分がさんざん経験したことであり、また多くの人達への取材を通して思うことがあったからです。
そのほとんどの人は欲求が満たされ、願いが叶い幸せになるのですが、幸せが長く続かないのです。
こんなことが本当の幸せなら、幸せは長く続かず、次から次に幸せを求め続けなければならなくなり、一生安泰する幸せをつかむことができないことになります。


わたしは“本当の幸せ”とはもっと違うものではないかと感じていたのです。
そこで自分が納得する答えである“本当の幸せ”を探すことにしました。
そうして答え探しの旅に出ることになったのですが、気がつくとこの旅を終えるまでに30年の歳月が流れていました。
そしてようやくその答えに辿り着くことができたのです。


本書では『わたしが見つけた本当の幸せ』をご披露いたしましょう。


先日、ある人にこの本について尋ねられました。
「どんな本ですか? 一言で表してください」


わたしはこう答えました。
「今までに類のない“斬新な幸せ観”と出会える“幸せになるための必読書”です」と……。

NPO法人生きる意味研究所
理事長 倉部久義


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