教科:【発想の仕方】
人は誰でも失敗をするものですが、人生ではどれほどの失敗をするのでしょうか?
わたしは大きな失敗を何度もしてきました。
何度も失敗を繰り返した人間の思考はどうなると思いますか?
きっと、どんなにプラス思考で前向きに考えられる人でも、落ち込んでしまうことでしょう。
わたしがそうだったのです……。
そんな落ち込んでいるときに、こんな格言を聞いたらどんな思いになるでしょう?
上杉鷹山(うえすぎようざん)の言葉…
「なせば成る 為さねば成らぬ何事も 成らぬは人の為さぬなりけり」
(意味:人が何かを為し遂げようという意思を持って行動すれば、何事も達成に向かうのである。結果が得られないのは、人が為し遂げる意思を持って行動しないからだ)
きっと、
「自分のことではない、誰か才能ある人に対して言っているのだ、もううんざり……」
と思ってしまうのではないでしょうか。
じつは、このことは、わたしが落ち込んでいたときの気持ちだったのです。
自分がマイナス思考になると、どんなに意義のある格言やアドバイスもマイナスに取ってしまうのです。
ですから、逆に言えばマイナス思考はやる気を消す威力を持っているとも言えるかもしれません。
マイナス思考の人にはどんな薬も効かないということになり、解決するには自らが立ち直らなければならないということになります。
そんな落ち込んだわたしの心に小さな灯火を灯してくれた言葉がありました。
たしかテレビのドラマのセリフだったと思いますが、その言葉の響きは力強いというか、優しく心に響きました。
いたわり…
理解…
導き…
このようなイメージが湧いてきました。
「どんなに失敗しても、自分にしかできないことがあるんだ。それが小さいことかもしれないが、その人にしかできないことが必ずあるものなんだ」
わたしの心にスーッと入ってきました。
「もしかしたら、こんな自分でも何かできることがあるかもしれない……」
そんな希望が芽生えました。
それから少しずつプラス思考が戻ってきました。
失敗したからこそ気づいたことがあるはずだ…
自分しかできないことを見つけてみよう…
そう考えるようなってからようやく明るさを取り戻して行きました。
その後、わたしは二つの言葉に出会うことになります。
この言葉こそ、わたしのためにある言葉だと確信しました。
わたしはこの言葉を心に刻み人生を生きようと決意しました!
本日は「わたしが心に刻んだ言葉」をお話いたしましょう。
本日の「メルマガ人生学校」の授業は『わたしを救った言葉~落ち込んだときに何をするか~』です。
この続きは、
「メルガ人生学校~幸せになるための技術~」をご覧下さい。
毎日一回の「なるほど!」の積み重ね。
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2016年3月2日にわたくし倉部久義の新刊電子書籍が発売されました。
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あなたにとって幸せとはどんなことでしょう?
わたしは幸せとは何かを知りませんでした。
こんなことを言えば、
「えっ!そんな簡単のことも知らないのか!!」
と驚く人もいるかもしれません。
わたしは過去に幸せだったことがありました。
その幸せとは、自分の願いや望みが叶ったときに訪れました。
しかし、その幸せも気がつくといつの間にか幸せとは感じなくなっていたのです。
時間が経つと幸せが薄れてゆき、やがて幸せを感じなくなってしまい、過去の幸せだった思い出になってしまったのです。
幸せとはそんなものなのでしょうか……。
わたしは幸せとは何かがわからなくなってしまったのです。
そこで「自分が納得する幸せ」を探すために、幸せのヒントになる本を読みあさる、テレビや映画を観る、セミナ―や講演会に参加する、そして取材をしてきました。
しかし、誰もが幸せとはこのようなものだと言ったのです。
幸せとは、
欲求を満たすこと…
願いが叶うこと…
わたしはこの答えに説得力を感じませんでした。
それは自分がさんざん経験したことであり、また多くの人達への取材を通して思うことがあったからです。
そのほとんどの人は欲求が満たされ、願いが叶い幸せになるのですが、幸せが長く続かないのです。
こんなことが本当の幸せなら、幸せは長く続かず、次から次に幸せを求め続けなければならなくなり、一生安泰する幸せをつかむことができないことになります。
わたしは“本当の幸せ”とはもっと違うものではないかと感じていたのです。
そこで自分が納得する答えである“本当の幸せ”を探すことにしました。
そうして答え探しの旅に出ることになったのですが、気がつくとこの旅を終えるまでに30年の歳月が流れていました。
そしてようやくその答えに辿り着くことができたのです。
本書では『わたしが見つけた本当の幸せ』をご披露いたしましょう。
先日、ある人にこの本について尋ねられました。
「どんな本ですか? 一言で表してください」
わたしはこう答えました。
「今までに類のない“斬新な幸せ観”と出会える“幸せになるための必読書”です」と……。
NPO法人生きる意味研究所
理事長 倉部久義