毎日積み重ねる『自分づくりの授業』
本日のテーマ

【自分の使命を探す】

 

 

「自分は何のために生きているのだろう?」


このことについては、以前に授業や自著でも触れてきました。

人にはそれぞれの人生観があり、自分の価値観によって生き方を考え判断して生きています。

 

ある時の講演会での質問です。
「自分の人生の使命がわかりません。どうしたら見つけられますか?」

 

この質問の答えは何でしょう?

 

あなたならどう答えますか?

 

本日は、「自分の人生の使命」について考えてみたいと思います……。

 

 

わたしは、人生の使命は簡単にわかるものではないと思います。
現に自分自身が長い間迷いながら悩み、考えてきたことでした。

 

わたしは今、「自分の人生の使命を持っている」とハッキリ言えます。
人生を振り返ると、自分の使命を見つけるまでの長い道のりがありました。
今まで体験や経験したことがキッカケになっているのです。


 失敗したこと…
 辛い思いをしたこと…
 嬉しかったこと…
 感動したこと…
 評価されたこと…

 

このようなことが基で、自分の使命が形成されて行ったのです。

「体験・経験」+「自分の価値観(価値があると思うこと)」+「何かの役に立ちたいという想い」が使命になって行ったのでしょう。


 自分が好きなこと…
 人から喜ばれること…
 自分がやってもらいたいこと…

 

 

以前にある講演会に参加しました。その講演会には、自分の使命を見出した人たちがいました。

犯罪被害者やその家族の置かれた状況と地域の支援のあり方について考える講演会です。

 

「『全国犯罪被害者の会』の幹事・会員さんがご自分の体験について講演されました。ある日突然、自分の子どもが何者かによって殺害されてしまうという悲惨な事件に巻き込まれるのです。その実態を知ったときのショック、そしてその後の戸惑う状況等、大変なご苦労があったようです。当時は、まだ支援する会の存在もなく、誰に相談したらよいかすらわからず、悲しみと戸惑いの日々がつづいたそうです。今この人たちは、全国犯罪被害者の会(あすの会)を設立して活動しています。ご自分の体験から自分と同じ思いをする人に少しでも役立ちたい。そしてもっと被害者やその家族を守る制度が必要であることを訴え活動をしておられるのです」

 

人生は、自分の体験や経験を通して変わることがあります。

自分の悲しみや苦しみの体験、経験を人のために活かす人もいるのです。

「自分が苦しんだから、悲しんだから、同じ境遇を持つ人たちの役に立ちたい…」

何と立派な使命でしょう。

このように自分の使命を、体験、経験を活かし見つける人もいるのですね。

 

 

本日は、「使命の見つけ方」というお話です。