毎日積み重ねる『自分づくりの授業』
本日のテーマ

【生きていた証に何を遺すか】

 

 

「自分が死んだ後に何が遺せるか? また何が遺るのだろう?」
 

そんなことを日常の生活では考えることはまずないかもしれません。

 

でも、わたしの場合は、ある人の言葉でこのことをとても意識するようなりました。

 

本日は、「生きていた証」をテーマに考えてみたいと思います……。

 

 

取材先のある知的障がい者の施設の教職員から、こんなことを言われたことがありました。
「この世の中で一番寂しいことは、この世に生きていた証を遺さないで死んで行くことです…」

 

死んだ後のこと?

このことについて、人それぞれの死生観があり、自分が死んだ後のことなど関心がないと考える人もいるでしょう。

しかしわたしの場合は、この言葉を聞いた時にハッとしました。

 

それは、毎日先祖に感謝しているからなのかもしれません。

自分の生き方で、自分の死後、家族や後世に影響を与えることを日頃から感じていて意識しているから、だから先祖に感謝してきました。

「お陰様で今の自分があるということ」を。

だから感謝されることが生きていた証になるような気がしていました。

 

そんな背景があるから考えたいのです。

 自分は生きている間に何を遺すことができるのか?

 死んだ後に忘れられないために何をするか?

 

 

人により遺せるものが違うかもしれません。
世の中に貢献し、功績を遺せれば嬉しいですが、せめて最低でも家族に生きていた証は遺したいです。

 

証とは、人の心にいつまでも遺るほど大事に想われること。
それには、自分自身が大事に想ってもらえることを遺しておかなければなりません。

それは一体何か? 

これからしっかりと考え生きていきたいと思っています。

 

 

本日は、「生きていた証」というお話です。