利用者目線で… | 鞍手ゆたか福祉会スタッフブログ

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鞍手ゆたか福祉会は、福岡県鞍手町を拠点に、直方市、宮若市、行橋市、北九州市、福岡市、宇美町、長崎県大村市、
東京都新宿区で障碍者や高齢者の支援を行っている社会福祉法人です。

久しぶりの投稿、カレッジ早稲田2の山本です。

私も大都会東京に転勤して1年が経ちました。びっくり驚きです。まだまだ生活にはというより、移動になれない私です。笑い泣きだからこそ、学生の気持ちがよくわかります。

 

カレッジ早稲田の学生は、都内だけでなく近県各地からカレッジに通いたい!と入学して来られます。電車を乗り継ぎ、新幹線後ろ満員電車に揺られ、新幹線真ん中長時間の通勤を毎日。新幹線前私は、そんな学生を尊敬します。

 

先日、初めてすし詰め状態の満員電車を経験しました。ショボーンもう乗れないのに、人がどんどん乗ってくるんです。ありえない・・・。ガーン

しかし、そんな社会でみんな生きているんです。学生も・・・。いずれはそうなると思います。今は、多少通勤ラッシュの時間がずれているので、大丈夫かも知れませんが・・・。

 

しかし、2時間かけて重い荷物を背負い、座れるかどうか・・・乗り換えの時に人にぶつからないか・・・など、たくさんの試練はあります。アセアセ

 

ある学生は、自宅を早く出るものの、満員の電車を見ると乗れず、次の電車にしよう!と見送り・・・そして次来た電車もまた満員。見送り・・・次としているうちに時間だけがすぎ、カレッジに遅刻。自己嫌悪になり、イライラ。友達に相談するものの、「慣れるしかないよ」のことば。

確かにそうなんです。いずれ仕事につけばそうなるから・・・練習。別の人からアドバイス。別ルートを開拓しました。いつもより早く到着している学生に「良かったね、間に合ったね、すごいね」と声をかけました。

しばらくは、遅刻クリアできていましたが、また・・・。

「どうしたのか?」

話を聞くと、

「初めのルートは友達も一緒で、ようやく慣れたところだったけど、別ルートは

1人で一からやり直しでまた不安な気持ちが・・・。」

気持ちの切り替えや状況の変化についていけなくなったようです。そうやって頑張っている学生に、「遅刻しないように!」は言えませんでした。

確かに「遅刻しない」ことは大事かもしれませんが、まずは「どうやったら、満員電車に乗れるか?苦痛なくカレッジに来ることができるのか?」を一緒に考えていきたいと思いました。

 

本人の人生から考えた個別性で、集団の中での支援の組み立てを考えることは、決してその学生を特別視しているのではなく、その不具合を少しでも解消し、学生がより楽に利用したい形に近づけるのは、私たち支援者の仕事だと思います。その周りの理解も求めながら・・・一緒に・・・。

 

現在、その学生は、イライラしないように電車で好きな雑誌を見たりして、自分なりに対処方法を考え、回避していろんな方法を試し、日々頑張っています。

支援者はその努力を見落とさず、よくやっている!ことを伝え、これからも応援していきたいと思います。おねがい

 

                        読んでいただきありがとうございます!
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