救命について
いまの世の中、他人に対して無関心なひとが多い気がする。
以前、ドッキリTVでもやっていたが、仕掛人が、人通りのおおい場所で、男性がうずくまって倒れていても誰も声をかけなかった。仕掛人を女性でも試していたが、それでも声掛けするひとが誰もいなかったのです。
世知辛い世の中だなーと感じました。
先日、上級救命講習を受講したのですが、こんな状況では、助かる命も助からないな。と思いました。
ここで、講習の内容をまとめてみました。
赤ちゃんの救命
まず、足の裏を叩いて確認する。
人工呼吸は、強くたくさん息を吹き込まない。肺が破裂する。
30回の胸骨圧迫を三本の指で行い、2回の息吹き込みを救急隊員が来るまで繰り返す。
AEDは、パッドを胸側と背中側へ貼る。
乳児・新生児は、胸骨圧迫よりも人工呼吸が大事。
赤ちゃんの気道確保は大人と違ってあまり上に向けない。
強く早く絶え間ない胸骨圧迫が原則。
救急車は、福岡市で到着までに、6分46秒かかる。
脳死は呼吸停止してから、3分後からはじまる。
もし、ひとが倒れているのを、あなたが発見したら、
周囲の安全を確認してから、
倒れているひとの両肩に手を軽くあてて、そのひとの横から軽く叩く。
反応がなければ、中くらいの強さで叩く。
さらに反応がなければ、
強く叩く。
それで反応がなければ、周囲にいるひとを呼び、
119番通報するひとを指名、AEDを持ってくるひとを指名する。
指名しないと、だれかしてください!と頼んでも、実際は、だれもしてくれなかったことが
多々あるとのこと。
それぞれ手配したら、すぐに呼吸の確認、
おなかに手を置いて5秒間反応を確認する。
これで反応無い時は、胸骨圧迫を開始する。
30回に2回息を吹き込むが、感染症の問題もあるので、息を吹き込まなくてもよい。
胸骨圧迫をひたすら繰り返し、AEDが来たら患者の頭部横に置いて
操作する。
電気ショックを放電したら、すぐに胸骨圧迫をする。
救急隊員が到着するまで行う。
60kgの体重の方で、血液量は5リットル。
そのうち20%の失血でショック状態
30%で瀕死。それ以上は、失血死。
止血の際は、細いひも類は使用禁止。
可能な限り幅広いひもやベルトなどで止血する。
血液には触れないように、レジ袋などで手を覆ってから止血する。
福岡市だけで、1年間に6~7万人、
1日あたり200人の方が、
心臓機能不全で無くなっている。
福岡市の救急車の総台数は、福岡市人口155万人に対して
わずか29台。
でも国の基準通りに配置されている。
出動件数は、7分ごとに救急要請がある。
こうした現状のなか、救急隊員の方々は激務に就かれています。
ひとに対して無関心なのは、良くないと思います。
いまの世の中は、出来れば他人と関わらないようにしようとする傾向にあります。
また、救急車をタクシー代わりにするやからが多いのも事実です。
わたしは、やっぱり、他人に優しく、他人と関わって生きて行きたいと思います。
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