救命について | 鞍手ゆたか福祉会スタッフブログ

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鞍手ゆたか福祉会は、福岡県鞍手町を拠点に、直方市、宮若市、行橋市、北九州市、福岡市、宇美町、長崎県大村市、
東京都新宿区で障碍者や高齢者の支援を行っている社会福祉法人です。

救命について

 

いまの世の中、他人に対して無関心なひとが多い気がする。

以前、ドッキリTVでもやっていたが、仕掛人が、人通りのおおい場所で、男性がうずくまって倒れていても誰も声をかけなかった。仕掛人を女性でも試していたが、それでも声掛けするひとが誰もいなかったのです。

世知辛い世の中だなーと感じました。

 

先日、上級救命講習を受講したのですが、こんな状況では、助かる命も助からないな。と思いました。

 

ここで、講習の内容をまとめてみました。

 

赤ちゃんの救命

 

まず、足の裏を叩いて確認する。

人工呼吸は、強くたくさん息を吹き込まない。肺が破裂する。

30回の胸骨圧迫を三本の指で行い、2回の息吹き込みを救急隊員が来るまで繰り返す。

AEDは、パッドを胸側と背中側へ貼る。

 

乳児・新生児は、胸骨圧迫よりも人工呼吸が大事。

 

赤ちゃんの気道確保は大人と違ってあまり上に向けない。

強く早く絶え間ない胸骨圧迫が原則。

 

(豆知識)

救急車は、福岡市で到着までに、6分46秒かかる。

脳死は呼吸停止してから、3分後からはじまる。

大人の場合

もし、ひとが倒れているのを、あなたが発見したら、

周囲の安全を確認してから、

(なぜ必要か? 極端に言えば、秋葉原無差別殺傷事件のときに、助けに入った一般市民が救命活動の最中、犯人から刺されるという二次被害が発生したため)と言われています。

しっかり安全確認してから、
倒れているひとの両肩に手を軽くあてて、そのひとの横から軽く叩く。

反応がなければ、中くらいの強さで叩く。

さらに反応がなければ、

強く叩く。

それで反応がなければ、周囲にいるひとを呼び、

119番通報するひとを指名、AEDを持ってくるひとを指名する。

指名しないと、だれかしてください!と頼んでも、実際は、だれもしてくれなかったことが

多々あるとのこと。

それぞれ手配したら、すぐに呼吸の確認、

おなかに手を置いて5秒間反応を確認する。

これで反応無い時は、胸骨圧迫を開始する。

30回に2回息を吹き込むが、感染症の問題もあるので、息を吹き込まなくてもよい。

胸骨圧迫をひたすら繰り返し、AEDが来たら患者の頭部横に置いて

操作する。

電気ショックを放電したら、すぐに胸骨圧迫をする。

救急隊員が到着するまで行う。

 

 

60kgの体重の方で、血液量は5リットル。

そのうち20%の失血でショック状態

30%で瀕死。それ以上は、失血死。

止血の際は、細いひも類は使用禁止。

可能な限り幅広いひもやベルトなどで止血する。

 

血液には触れないように、レジ袋などで手を覆ってから止血する。

 

福岡市だけで、1年間に6~7万人、

1日あたり200人の方が、

心臓機能不全で無くなっている。

 

福岡市の救急車の総台数は、福岡市人口155万人に対して

わずか29台。

でも国の基準通りに配置されている。

出動件数は、7分ごとに救急要請がある。

 

こうした現状のなか、救急隊員の方々は激務に就かれています。

ひとに対して無関心なのは、良くないと思います。

いまの世の中は、出来れば他人と関わらないようにしようとする傾向にあります。

また、救急車をタクシー代わりにするやからが多いのも事実です。

 

わたしは、やっぱり、他人に優しく、他人と関わって生きて行きたいと思います。

SM

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