イタリア語でcaffe sospeso、英語ではSuspended coffeeそして日本語では保留コーヒーっていうものをご存知ですか?
数ヶ月前にネットで保留コーヒーについての記事を見たことがあり、とても良い習慣だなと思っていました。
先週末、ナポリに行った際、前から行きたかったカフェの老舗、 Gran Caffè Gambrinusでカフェ休憩をしたの。
お店を出る前に友達が、Caffe sospeso(保留コーヒー)って知ってる?ここがその習慣が始まった場所なんだよ。って教えてくれた。
ネットで記事を読んだ際、ここ数年、アメリカで始まったものなのかと思っていたけど、1860年にナポリで、それもこのカフェで始まったことを知り感激したわ!
お会計をする場所のすぐ横にこんな、コーヒーメ-カ-(モカ)の大きなものがあり、そこにいろんな言葉で説明してあった。
こちらに保留コーヒー代を支払ったレシ-トを入れると保留コーヒーを必要とする人がそのコーヒーをいただけます。
と書いてある。
グーグルトランズレ-トのようなもので訳したんじゃなないかな?
意味は分かるけどちょっと変な日本語よね?
レシ-トにはSOSPESOって書いてくれるのですぐ分かりますね。
こちらはお店を入ってお会計する場所の向かい側にあるカウンタ-。
こちらのレシ-トを使って保留コーヒーを飲む場合こちらで飲むことになります。
イタリアはカウンタ-で立って飲むのと席について飲むのではお値段が違うの。
今回立って飲む保留コーヒーは1.10ユ-ロでしたが、席に着くとおそらく3~4ユ-ロすると思う。
サービス費用が入っているって事ね。
以前ナポリ出身の友人がこのカフェのことを教えてくれてエレガントなお店なんだよ。って聞いてからず~っと来てみたかったの。
ロ-マでも、たまにCaffe Grecoなどの老舗のカフェに行ってゆっくりコーヒーを楽しむのが好きです。
他の町に行ってもイタリアの老舗のカフェってインテリアが素敵なのでそういうカフェがあると入ってみます。
こちらはケーキなどが並ぶカウンタ-。
私たちはゆっくり休みたかったので席に着きました。
こちらがお部屋に入る入り口です。
何を飲もうか迷ったけど、ここのお店の名前の着いたcafe gambrinusを注文した。
カフェ(エスプレッソ)にホイップクリ-ムが乗っている物です。
友人は普通のエスプレッソ、私はカフェインなしのエスプレッソにしてもらった。
午後5時くらいだったので普通のエスプレッソだと眠れなく恐れがあるのでね。。。
カフェのインテリアを見ると、1800年代にあのころの衣装を身に着けた人々が優雅にコーヒーを楽しむ雰囲気が想像できませんか?
このカフェには歴史的に有名な人々も訪れた場所です。
イタリアの大統領も、ロ-マ法皇も訪れたようです。
お会計する場所のすぐ横にガラスのショ-ケ-スがあり、そこに法皇や大統領の使ったコーヒーカップが飾られています。
それも洗わずに。。。
こちらはジョルジョ ナポリターノ前大統領が訪れた際に飲んだカフェのカップ。
そしてこのカフェは、インテリなどがディスカッションをするためのミ-ティングプレースであったり、ビジネスマンや弁護士などが商談のためにビジネスのために使う場所でも有名らしいです。
歴史あるカフェめぐりもイタリア旅行の楽しみの一つかもしれませんね。
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