ジェノヴァ体験!
2018年 06月 13日
またもトリエステの話題から離れますが、オーケストラと北西イタリアの港町ジェノヴァへ遠征に行ってきました。 トリエステから新幹線「フレッチャ・ロッサ」でミラノまで4時間、そこから急行インターシティで2時間弱でようやく到着。ヴェネツィアと並んで栄えた海運の強国でした。 コンサート前に穏やかな海岸エリアを散策。ここはトリエステで見慣れたアドリア海ではなく、ティレニア海です。きれいな海に波の音。散歩やランニングをしている人も多く、和やかな雰囲気でした。 コンサートを無事にこなし、食事。手作りの名物パン「フォカッチャ」と、ジェノベーゼソース(バジリコと松の実)のパスタ! フォカッチャはとっても美味しいんですが、油っ気もなかなかすごいです。
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爽やかでトゲトゲしてない優しい味わいだったのは、本場ならではのものなのかな?
翌朝は自由時間、オケのメンバーの友人のジェノヴァ人のおかげで、3時間くらいで街中の散策を完遂しました。
重厚な建物が多いジェノヴァ。一階分の天井の高さが高いのが特徴だそうです。
聖ロレンツォ大聖堂。白黒のシマウマのような大理石の使い方と、正面の柱やアーチの細部が面白い!
白黒の色調はいろいろなところで見られますが、調べて無いので理由は不明。シマウマフェチ?笑。
下の写真は、聖アンドレアの回廊。7世紀のものだそうで。この近くに、コロンブスの家がありますが、本物って訳では無いそうです・・・。
港に出ました。有名な水族館は、外から見る感じでは、ちょっとくたびれてます・・・。
埠頭の先まで歩いてみました。港湾施設として非常に発達していますが、観光地としてはちょっと息苦しいかなー?
そもそもジェノヴァ人は排他的な気質で有名だそうで、そこまで観光に本腰を入れていないのかもしれません。ただ、それでも街中には魅力的なスポットやお店がたくさん見つかります。たとえば、ドゥオーモのある通りから一本裏にはいるとこんな路地で、八百屋さんや手作りパスタ屋さんが軒を連ねています。
最後に優雅な館が立ち並ぶガリバルディ通りへ。世界遺産に登録された館が立ち並ぶ豪華な一角、中庭に無料で入って見物するだけでも面白いです。
またも音楽に連れられて、新しい街を発見できました。さっと見ただけですが、独特の歴史を持つ面白そうな街でした。ジェノヴァには、一路線だけの地下鉄まであります!次回はぜひ乗ってみたいです。これでイタリアの「大都市」でまだ行ってないのは、トリノくらいかな?
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wadako
at 2018-06-15 18:23
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こんにちは。「ジェノヴァ人は排他的」というのは本当だったのですか?職場の同僚から聞いた話なんですが、近くに、ジェノヴァでお菓子作りを修行した人がやっているお店があるそうで、その人が修業時代の人間関係に苦しんだために二度とジェノヴァに行くつもりはない、と言っているとのこと。ふつう、港町っていうのは開放的なものなんですけどねえ。
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mitsugu-ts at 2018-06-18 15:54
> wadakoさん
一概に決めつけることはできないと思うのですが、そういう人が多いってのもまた事実ですね。本当かどうか、1585年のイギリス・スペイン戦争を持ち出して、ジェノヴァが巨額の援助をしたスペイン軍が見事に敗れてしまい、それ以降よそ者には心を許さず金も貸さなくなった、という説もあります。
一概に決めつけることはできないと思うのですが、そういう人が多いってのもまた事実ですね。本当かどうか、1585年のイギリス・スペイン戦争を持ち出して、ジェノヴァが巨額の援助をしたスペイン軍が見事に敗れてしまい、それ以降よそ者には心を許さず金も貸さなくなった、という説もあります。
by mitsugu-ts
| 2018-06-13 01:07
| ヨーロッパの思い出
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Comments(2)