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2014年10月19日
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心機一転、新展開の序章を描いたTVスペシャル
宇宙戦艦ヤマト
新たなる旅立ち

Space Battleship Yamato: The New Voyage
日本(1979年7月31日放映)95分

■ 総監督 西崎義展
■ 声の出演 富山敬/ 麻上洋子/ 納谷悟朗/ 伊武雅刀


-INTRO-

さて、1978年夏当時はヤマトの夏として

『さらば宇宙戦艦ヤマト愛の戦士たち』の公開に先立ち
雑誌や ラジオで 様々な特集が組まれ

大ヒットは約束された様な 機運が高まる中 話題作りの一環として
名古屋を皮切りに、広島、札幌、福岡、大阪と 5公演が行われた

『オールナイト・ニッポン・スペシャル・ツアー
シンフォニック・コンサート 宇宙戦艦ヤマト 音と映像とロマン』

なる、オーケストラ・コンサートが開催されました


箱バンは 原信夫とシャープス & フラッツ
オケは 各都市のメインオーケストラが参加し

指揮は ヤマトの音楽を担当した 宮川泰が担当し

唄のゲストには ささきいさおと
BGMで『あ~あ~~~あ~ああ♪』のスキャットを担当した 川島 和子 が参加し

司会は ヤマトプロデューサー 西崎義展という 話題作りには十分な
ファンにはスペシャルな内容のコンサートとなったのでした


それではここで時計の針を
1978年7月5日 午後6時過ぎへと 戻してみる事にしましょう・・・


△▼△▼△
【ブログ主の CrossoverELEVEN的スクリプト】
『夜会にて』


(※文章を最大級に愉しんで頂くには 俳優 津嘉山正種氏の声を脳内で想像し お読み下さい)

クロスオーバーイレブンとは?>>コチラの記事で


さて時は遙か昔、アルプスでは車いすの少女が両足を使って立ち上がり
最近でも 銀行では派閥争いの常務が両手を付いて土下座をする

両極に描かれながらも共に人気の高かった 国民的話題作を

いつの時代にもリアルタイムで無く数年遅れでようやく鑑賞して来た
タイミングの悪いバカな学童時代のブログ主が そのコンサートの事を知ったのは

雑誌か新聞か、

本家の優位性を破棄した様な 雑誌の記事よりも情報の遅い
魅力の薄さが形になった様な 薄い冊子が付く

一時期加入していたヤマトファンクラブからのお知らせだったか
定かでは無かったが

めずらしくグッド・タイミングでチケットを手に入れて

音楽コンサートと言えば、これまでは地元にやって来たテレビ番組の公開録画で
テレサ・テンとアン・ルイスを観た他は

三重県桑名市にある長島温泉内の施設、グランスパー長島で

酒の匂いが蔓延する会場の ほろ酔い気分の赤ら顔の面々に囲まれながら
山口百恵ショウを観た程度の身空で


当日おおよそオーケストラコンサートには相応しくない軽装で会場に訪れて
分不不相応な人生初オーケストラを体験しようとしていた


コンサートの内容は

音楽番組で司会の経験のある西崎プロデューサーがホストとなり
ヤマトの音楽を 映像と共に 解説入りで鑑賞する数時間で

ブログ主は オーケストラの生演奏の大迫力を五感で味わいながら

コレまで使用される事の無かった 弱い頭の頭脳のエリアに
音声に映像が加わった 圧倒的情報量の

それまでに味わった事の無い 多種多様な刺激を長時間受け続けるという

ヒーリング効果なのか 思わぬ民間療法となったのか定かで無い
何らかの効果が功を奏したのか

その月行われた中間試験の成績に 若干の右肩上がりの成果が現れた
か どうかの真意はさておき


第二部に入り ここからいよいよ 名古屋が皮切りのコンサートにおいて
本邦初公開となる『さらば~』の音楽が披露される事になる


バカな学童のブログ主だったが、次々と演奏される楽曲の素晴らしさの前に

日々感動の薄さを指摘され続けて来た カルシウムが不足がちな情緒には余りある
宮川泰が指揮する感動的演目に興奮の余り体温が上昇すると共に

言い様の無い衝動が湧き上がると・・・

やおら席を立ち上がり会場を全速力で走り周りながら泣き叫び
会場のある名古屋市民会館から遠く離れた

AクラスとBクラス入りを行き来する苦しいペナントレースを強いられて来た

中監督が指揮する当時の中日ドラゴンズの
ナゴヤ球場で登板中だった選手時代の星野仙一の耳にも届く程の大声で

グッジョブっつ!!!!』と叫んだ後 鼻血を出して失神する・・・


と いう気持ちにさせる程の 大興奮な極上の演奏会だった


途中、タイトル未定の新曲披露で
ラジオのMCもこなすタレントとして活躍する 宮川泰のピアノをバックに

『て~~~れさぁ~~♪』と唄い出す ささきおさ を
『う~~~ん、イメージ違うなあ』と 宮川泰が小芝居を打ちながら制して

『て~れさ~♪ の所ダケ 川島さん唄って』と、
録音の打ち合わせ的コントで会場を沸かせる一幕もあり

そんな愉しいひと時を満喫する
オーケストラデビューの身の上には 理想的なコンサートであった



その後、 名古屋、広島、札幌、九州、大阪と行われた公演は
何故か東京公演が無かったのは

夜にマンガ作品風情の演奏をするのを お高い東京のオケがゴネた為 とか
大阪公演は実はガラガラで チケットを一部無料で配布して席を埋めた とか

そんな真意の定かでは無い噂を アレコレ耳にして
世間の不協和音との折り合いの付け方を 後日 肌で実感したりするも


どこ吹く風でコンサート会場を後にして


帰りの立ち食いのきしめんには 天ぷらに稲荷を付けようかなどと
感動の余韻と 小腹がすいた心地良さと共に浸りながら

かつては買い与えられたサイクリング車に

電子フラッシャーは決して付く事の無かった
多感な少年時代を経験したブログ主の

人生最良の夜はこうして  更けて行くの だっ た・・・


△▼△▼△

という訳で今回は、『さらば~』での顛末をリセットして
TVシリーズ『ヤマト2』の続編として 制作された 仕切り直しの新作にして

1979年放送のテレビスペシャルとして放送された
『宇宙戦艦ヤマト 新たなる旅立ち』をお送りします


それでは今回も初めましょう


-STORY-

西暦2201年 白色彗星との死闘を終えてから1ヶ月、ヤマトはまた新しい旅へと出ようとしていた。

今回は古代艦長代理による、新乗組員の訓練を兼ねたテスト航海であり
大きな戦闘はないと思われたのだが


-解説-

アニメブームの最中にあった機運もあり『さらば~』をリメイクして制作され
大幅なラストの改変がなされたTVシリーズ『宇宙戦艦ヤマト2』の放送後

各局での2時間枠のアニメ作品での視聴率争いが激化する時勢の中で
万を期して発表された、テレビ・スペシャル作品です

本作はテレフィーチャーと呼ばれ、
本作終了後映画化された『ヤマトよ永遠に』へ続く 序章として制作され

かつての宿敵だったデスラーと、共通の敵を倒す為に同盟を組み
私怨を超えた友情を描いた事でも 話題になった作品でした


戦場が舞台の作品ながら、ミュージカル映画の様な華やかな音楽や
荒唐無稽ながら SF的な科学考証の斬新さや

マニアを唸らせるミリタリー系アクションという側面など
マンガ作品の枠を越えたこれらの魅力が ヤマトの良さでしたが

『さらば~』ではそれ以外の客層の支持を受け大ヒットに繋がった事から

本作は当初から制作サイドの
アニメの最先端作品を作るという意識と自負が強く

はじめに話題性ありきの メロドラマ的物語展開が取られた作品となりました


その結果 松本零士作品の持つ
重厚で硬質なメカ設定が魅力のミリタリー系アクションとしての作風は薄まり

破壊されたガミラス星の影響で イスカンダル星が漂流し 果てはワープするという
SF史上類を見ない余りにも荒唐無稽で大仕掛な展開を軸に制作されながら

当時の話題作として最大級の注目を浴びた作品となりました


■ 本作でもアニメ制作と平行して 更なるビジネスを展開する
西崎プロデューサーの敏腕ぶりが発揮されましたが

ヤマトのコンテンツが垢抜けてコマーシャライズされて行くに連れ
第一作の硬派な造りを支持していたヤマトのファン達の求心力は

次第に失われて行く事にも繋がった様でした


様々なスタッフの才能を結集し
これまでに無かったものを創るという

その緊張感の中から高い完成度で生み出されて来たヤマトでしたが

本作は 西崎プロデューサー個人のこだわりが
色濃く出た創りへと変貌して行く

その分水嶺にある作品でもあった為に

タイトル通り 新たなファンを獲得した作品ではありましたが
旧作からヤマトを支持するファンには違和感を与える作品となり

大きな柱となるファン層を徐々に失って行く事で
今後、アニメブームの中心となるイベント性のみが一人歩きをして

何処へ向かっているのか分からないまま 話題作りをするという
無為に巨大に肥大化したコンテンツとしての作品化が進行して行くのでした




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『携帯文化ネット以前の放送当時
松本零士の原作本は 正にヤマト唯一の情報源でありアイテムでした
「さらば」公開に合わせて 当時の月刊誌冒険王で
月一ペースの連載も行われましたが
展開の余りの遅さと、作者のヤマトへの情熱の薄れからなのか
3巻まで続いた連載は、物語の半場にすら到達しないまま
打ち切られるのでした』


宇宙戦艦ヤマト(1) [ 松本零士 ]

価格:452円(税込、送料込)





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最終更新日  2018年11月08日 18時24分42秒
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