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角交換四間飛車の基本戦術を簡単に説明しましょう。
まず、角交換四間飛車は手損をさほど気にしません。
むしろ「マイナスの手を指さない方が重要」です。
ムダな手を指さずにいることでスキをみせず、
そして居飛車が指した手をすべてとがめよう、
というのが基本的な姿勢です。
①逆棒銀
すぐに動くなら向かい飛車からの逆棒銀があります。
たとえば下図。
先手：阿久津主税
後手：藤井猛
最もわかりやすい攻めがこの逆棒銀です。
実戦は
▲２四同歩 △同 銀 ▲６六角 △３三角 ▲７五角 △６二銀
▲３六歩 △２五銀 ▲３八金 △３五歩 ▲同 歩 △２六銀
▲３四歩 △４四角 ▲２七歩 △３五銀と進行。
先手は▲３八金～▲２七歩と必死の受けで
２筋を収めたものの、さすがにつらい形です。
居飛車側も警戒するので、
飛車先を突き越さないケースも出てきます。
その場合は振り飛車から△２四歩と突き、
△３四銀～△２五歩を狙います。
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