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最後は、2局目に行われた

江の島将棋頂上決戦 特別対局
「千駄ヶ谷の受け師 VS 振り飛車の戸辺攻め ガチンコ対局」

木村一基九段 VS 戸辺誠七段

です。

 

始曇り空で寒かったのですが、2局目が始まったあたりから陽が射す時間もありました。
 「私は今、去年と同じ光景を見ています。皆様が手を顔の上にかざして、眩しそうにしているのを。」

遠くから飛ばされて来た雨粒が降りかかった時は、観客席から「雨!」という声が。
それを聞いた壇上の二人は…
 「私たちの所は降ってないですよね!?」
 「そこだけ降ってるんじゃないの?」

という感じでした。

解説は塚田女流1級、つるのさん、かりんちゃんで行われたのですが、
 「私たちには解説は無理なので、塚田さんよろしくお願いします。」

  (^_^;)

 

アマチュアがプロの対局の解説をするのが無理なのは当然と言えますが、塚田女流にとっても対局者との棋力の差がありすぎるので無理難題に近かったかもしれません。

 


先手:戸辺 誠七段
後手:木村一基九段

初手からの指し手

▲7六歩 △8四歩 ▲5六歩 △6二銀 ▲5八飛 △4二玉
▲4八玉 △5二金右 ▲3八玉 △3二玉 ▲2八玉 △3四歩
▲5五歩 △6四歩 ▲3八銀 △6三銀 ▲7七角(第1図)

 

辺先生の戦法が中飛車だった事に対して、かりんちゃんは感謝の言葉を述べていました。

第1図の▲7七角を怠ると、▲6八銀と上がった時に△5四歩と突かれてしまい、予定が狂います。(▲5四同歩は△8八角成!)

 

 

第1図以下の指し手

△4二銀 ▲6八銀 △3三銀 ▲5七銀 △7四銀 ▲7八金 

△6五銀 ▲7五歩 △7四歩 ▲同 歩 △7二飛 ▲8六角 

△7四飛 ▲9六歩 △8五歩 ▲9七角 △8四飛 ▲5六銀 

△4四銀 ▲7七桂 △7六銀 ▲4六歩 △1四歩 ▲4五歩 

△3三銀 ▲4七銀引 △1三角(第2図) 

近流行の△1三角。

先手にとっては、この角筋が厄介です。

 

 

第2図以下の指し手

▲5四歩 △同 歩 ▲同 飛 △7四飛 ▲7五歩 △8四飛 

▲5六飛 △7七銀成 ▲同 金 △6八角成(第3図)

が成れて、後手が指し易くなりました。

 

 

第3図以下の指し手
▲6六金 △6五歩 ▲同 金 △6七馬 ▲7四歩 △8六歩
▲6六金 △5六馬 ▲同 金 △6九飛 ▲5三歩 △4二金寄
▲5二銀 △3一金 ▲5八銀 △9九飛成 ▲4四歩 △同 銀
▲6六角 △9七龍 ▲8四角 △5四香 ▲5一銀不成△5六香
▲4二銀成 △同 金 ▲5二金(第4図) 

 「私、嫌な筋が見えました!」
それは、△3一金▲4二金△同金▲5二金△3一金…の手順を繰り返す千日手。
千日手になると、運営側も指し直しの時間などは考えていないでしょうからさあ大変!
△3一金▲4二金△同金に二度目の▲5二金!

果たして、本当に千日手になってしまうのか…?

 

協力:通りすがりの将棋ファンさん

TO BE CONTINUED…

 

 

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