ゲームには、主に2種類あります。
1.神ゲー
2.クソゲー
です。
※もちろん、そのどちらであるかは、人それぞれ価値観によって分かれます。
『神ゲー』というのは、神様の授かりものの如く、めちゃくちゃおもしろいゲーム、という意味です。
子ども目線からしても、一筋縄ではクリアできない絶妙なレベルに設定されていたり、さらに、世界観もしっかりしていて、まるで小説を読んでいるかのような気分になれます。
遊び終わった後に、
「やってよかったな」
って思えるゲームです。
僕がおもしろかったなぁ、と思ったゲームはいくつかあるんですが、『テイルズ・オブ・ジ・アビス』なんておもしろかったなぁ。
主人公が王子様なんですが、これが甘ったれた性格で、傍若無人。
しかし、ストーリーを進めていくと、実はこの主人公、科学技術によって作られたレプリカであることが判明します。
当然、本物は別にいて。
「自分がレプリカだった」
ってなかなかの衝撃なんですが、何のために作られたか、っていうと悪用して世界を破滅させるため。
しかも、尊敬する師匠が実は悪者で、その師匠にそそのかされて、世界を破滅させる力を軽く使ってしまいます。
そしたら、街がまるごと消滅。
主人公は、
「俺のせいじゃない!」
「騙されていたんだ!」
の一点張り。
それで、次第に仲間たちに見放されながらも、少しずつ自分のやったことを受け止めていく。
仲間たちと仲直りして、騙した師匠を討つ、というストーリーです。
主人公の甘ったれた性格と、とはいえ、作り物だった、という衝撃。
そこから、騙されていたとは言え、まさかの街を消滅させてしまった悲劇。
うじうじしながら、仲間に見放されていく様を見ていると、
「そりゃ、向き合いたくないよな」
っていう共感と、
「いやいや、ちゃんと向き合えよ!」
っていう気持ちと、色々と考えさせられる作品だったなぁ。
ストーリーがおもしろい作品もあれば、ゲームシステムがおもしろい作品もあります。
ゲームシステムでおもしろかったのは、『スターオーシャンシリーズ』かな。
「スーパーファミコン最後のRPG」と銘打って、小5あたりに発売された第一作目。
戦闘画面がまるで3Dのようでいて、戦闘画面を自由に走り回れるというシステムが非常に斬新だった。
最も有名なゲーム『ファイナルファンタジー』は、コマンドを選択して、敵と戦っていくスタイル。
キャラクター自体を操作することはできなかったんですよね
でも、スターオーシャンではそれができた。
また、キャラクターに実際の声優さんが当てられていて、戦闘中に喋るのも良かったなぁ。
「よし、行くぞ!」
とか、
「朱雀衝撃波!」
とか、少年にとっては心躍るセリフがいっぱいありました(笑)
スターオーシャンシリーズは、現在では、全部で五作出ているんですが、第二作目になると、敵が恐ろしく強くなります。
レベル上げてても、油断するとあっという間にやられます。
敵のボスもしゃべります。
「さて、地獄めぐりの片道切符は、貴様らの命で買ってもらうとするか」
みたいな中二病全開なセリフも吐きます。
でも、びっくりするくらい、マジで強い。
一番強い敵にいたっては、HPが300万もありました。
何それ。
倒しましたけど(笑)
(最大ダメージは9999だったので、300回は攻撃を当てないといけない)
また、スターオーシャンシリーズを作った会社は『トライエース』と言うんですが、同じ会社から『ヴァルキリープロファイル』というゲームも出ています。
これもまたおもしろかった。
北欧神話をモチーフにしているので、登場キャラクターや、敵キャラも北欧神話に登場するものが多いです。
・ヴァルキリー
・ロキ
・オーディン
・フレイア
・トール
・スルト
などなど。
用語も北欧神話由来のものが多く、北欧神話の世界観が随所に見えつつも、全体的にはオリジナルな世界観で、のめり込むには十分おもしろいものでした。
トライエースの作品は、やたらと中二病要素(=現実逃避的に、カッコつけたがる感じ)が強くて、セリフがいちいちカッコいい。
ヴァルキリープロファイルの中に、長々と呪文を詠唱する『大魔法』と呼ばれるものがあります。
戦闘画面の背景にムービーカットが入って、大迫力な魔法でした。
その呪文を全て暗唱できるようにしたりしていました。
今でも、けっこう覚えています。
恥ずかしいから、書きませんが(笑)
こんな感じで、子どもは神ゲーに触れた時、色々と考えたり、テンション上がったりして、とっても楽しめます。
そして、当時のその楽しさが今になっても残っていて、それが今の心の支えになったりもしています。
子どもに、色々残してくれるんですね。
一方、『クソゲー』は、本当にクソ同然の全く面白くないゲーム、っていう意味です。
神と、クソ。
ものすごい差があります(笑)
クソゲーにも色んなものがあります。
最近のゲームで言えば、スマホゲームにはクソゲーが多いですねー。
ゲームをしていると、いちいち広告が差し込まれたり、動画広告が唐突に再生されてゲームが中断されたりします。
ワクワクしてゲームを進めていくと、
「ここから先は有料です」
みたいな感じで、一気にげんなりしたり。
何かとお金を要求されて、ゲームの世界にドップリハマることができないんですよね。
こういう、やたらと課金を促してくるゲームのことを『課金ゲー』と言ったりします。
「目的は、お金儲けかよ!」
って憤ります。
ゲーム作りもタダでやっているわけじゃないので、お金儲けであることは間違いないのですが、請求の仕方が下手くそなゲームは、ストレスが溜まります。
あと、無料ゲームによくあるのが『ガチャ』ですね。
定期的にもらえる特殊アイテムや、課金して手に入れた特殊アイテムを使って、プレイヤーキャラクターや、武器防具などを一定の確率で引き当てるシステムです。
ちっちゃなおもちゃの入った『ガチャガチャ』ってありますよね。
あれのゲーム版です。
課金要素がある = クソゲー
神ゲーと、クソゲーの判定は、個人の価値観に委ねられます。
子どもにとって、神ゲーに出会えれば出会えるほど、子どものゲームライフはより充実したものになるでしょうね。
最近のゲームで言えば、
・Minecraft
・Splatoon
・マリオメーカー
・モンスターストライク
などをやっている子どもが多いですよね~。
僕も同じくハマったものもあれば、僕はハマらなかったものまで。
僕がハマったから神ゲーではないし、僕がハマらなかったからクソゲーではありません。
それぞれの子どもにとっての神ゲーと、クソゲーがあるだけです。
ちょいと話は変わりまして、以前、
「ファミコン世代の名作を今の子どもたちにやらせてみたら、おもしろいのか?」
っていう企画がありました。
『くにおくんシリーズ』(僕もやったことない)
をWiiUとか、3DSが当たり前の今の子どもたちにやってもらったそうです。
そしたら、
「めっちゃおもしろい!」
ってなったそう。
昔の名作は、今の子どもたちにも通用するみたいです。
さらに、この記事は、幼い頃からゲームに触れていた少年の話が、親子で登場します。
「ゲームをやっていたから、文字を覚えるのが早かった」
など、なかなかおもしろいので、ぜひ読んでみてください。
電ファミ記事おき場:今の子供達にファミコンの名作をやらせてもやっぱり「つまんない」って言うの? 実験してみた