富山滞在2日目。
5月1日。
この日は朝5時前に起床して、ホテルのカーテンを少し開け、外の様子を見てみたら雨。。。
昨夜の天気予報でも「雨のち、お昼過ぎには晴れ」と言っていたので、雨はある程度覚悟はしていたが、かなり降りが強かった。
こんなに降っていて、お昼過ぎに本当に晴れるのかと感じるような降りだったので、正直憂鬱な気持ちになっていて、今日はどうしようかなと考えていた。
本当は2日目は晴れていたら氷見線の雨晴へ行き、立山をバックに氷見線を撮影する予定であったが、不思議と今まで城端線を乗車したことがなかったので、どんな感じなのか乗車することにした。
ホテルを朝9時前に出たが、その間において雨の降りは小雨になったり束の間に止んだりの繰り返しではあったのにもかかわらず、私がホテルを出たときには強く降っていた。しかし幸いなことに、ホテルのすぐ近くに地下道へ入る階段があったので、ほとんど濡れずに富山駅へ行くことができた。
富山からあいの風とやま鉄道に乗車して高岡へ向かう。
乗車している間も雨が降り、空はどんよりとしていて、本当にお昼過ぎから晴れるのかなと少しずつ疑念が湧いてきた。
高岡に着いても相変わらずの雨ではあったが、今日は撮影はあまりせずに所謂乗り鉄に徹しようと決めて城端線に乗車した。
恥ずかしながら、今まで城端線を「じょうはなせん」と読めなかった。
城端線は高岡と城端を約1時間で結ぶ。
途中、新幹線が停まる新高岡やチューリップフェアで有名な砺波、散居村である福野に停車して、砺波平野を横断する。
殆ど田んぼの中をひた走り、水入れをしている田んぼもあり、車窓からではあるが田植え前に車両を水鏡に映して撮影するにはふさわしいであろう場所がいくつもあったと記憶している。
終点の城端へ着いたときに、雨が降っているからか富山でも寒かったが、ここ城端はさらに寒かった。
もう一枚シャツが必要かタイツが必要な感じで、3月下旬の気候のようだった。
雨は小雨よりさらに小雨で、やや体に感じるほどの降りではあったが、相変わらず空は鉛色であつい雲に覆われていた。
そういうわけで傘は持っていたが駅周辺の散策は今後の宿題として残すこととして、駅舎や駅構内の撮影をすることに留めた。
詳しくはわからないが、高岡もそうであったが城端線沿線は祭りが多く行われているようで、伝統行事を重んじる地域なのかなと思った。
城端線に使われる車両は氷見線と同じ形式の車両が使われているが、氷見線同様に沿線にちなんだラッピンク車両がある。
城端はドラマや映画、あるいはCMに使われてもおかしくないような終着駅で、ホーム屋根や柱、柱にある温度計などを見ると昭和の趣があり、車両も昭和の車両ということもあり見事にマッチしている。
途中の福野でラッセル車が停留していることを考えると、冬の城端線は豪雪の中を走っているようである。
乗車してきた列車に再び乗車して、途中下車をしないで高岡に戻った。
時折空を眺めては疑念と残念さを抱いていたが高岡に近づくにつれて雨が止み、高岡に着いた頃には青空ではないものの明るくなり、少し希望が出てきたと共にモチベーションが上がってきたのである。
続きます。。。
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