結局、戦中戦後のドサクサに紛れて、利益を手にするコトが出来るからこそ、したがる人が多いのだと思う本がこちら。
M資金の金塊を探すシリーズの続編。
ともあれ、ダイヤモンドも供出させられたとは知らなかった。(祖父が、金貨を供出させられたという話は父から聞かされていたから知っていたけれど‥‥)
敗戦国ともなれば、国富を略奪されるというのも無理はナイけれども。
結局、戦争をすれば、下々の命が危険に曝され、資産は奪われ、真面目に働いたとしても何にもナラナイという結末。
しかし、今は別に戦争をしてナイけれど、(過重労働で)命が危険に曝され、(社会保障に使われるという名目で消費税は制定されたけれど、実際の社会保障は減らされて)資産は奪われ、(非正規で雇われたら)真面目に働いたとしても何にもナラナイというのでは、正に新自由主義という名の戦争に突入しているみたいだ。
せめて、このまま本当の戦争を実感しないで、死んで行きたいモノだと切に願う。