雲の上には宇宙(そら)

 雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!

やまねこ座の「でんでん太鼓」星雲

2017年02月16日 | 天体写真(星雲・星団)
雪国につき1月は一夜だけ。
2月に入ってからは撮れたのは4日の上弦の月だけ。
そんな中、昨夜(15日)は久しぶりに22時を過ぎた頃から晴れる予報。
ただし 満月と下弦の月の中間くらいの明るい月が22時前には昇ってくるので、
設営するべきか悩ましいところです。

結局 昼過ぎには撮影場所の裏口スロープの除雪を行い、
機材を設置したのは予報が当たりそうに思えた21時過ぎになってから。
わざとぼかしたのではなく たんなるピンボケ写真です

この夜の撮影対象に選んだやまねこ座の惑星状星雲です。
( 写野枠はVC200L+Red(f=1278mm)のもの )
今回初ショットの とても淡い惑星状星雲ですが、見かけが大きい事から
ダメ元で月が高くなるまで撮り続けるつもりでした。

総露光2時間以上を目指したのですが、薄雲の通過と月明かりで1時間余りで断念。
当然、結果は・・

PK164 + 31.1  惑星状星雲  (やまねこ座) 
( 画像クリックで元画像の25%で表示 )
(  が北の方角 ) 
撮影DATA: 2017/2/15 22:35’~  Vixen VC200L+レデューサー(合成f=1,278mm F6.4 )
露出 15分×5枚 ISO 2500 LPS-P2FIL Cooled 60D (冷却 オフ 4℃)  タカハシ EM-200 Temma2M
マイクロガイドスコープ 60 ToupCam PHD2Guiding ステライメージ7
背景が明るかったことからフラットが合わず 強引な画像処理でごまかしました。
それでも周辺にある系外銀河や、この惑星状星雲をつくりだした星の残骸(白色矮星?)も写ってくれたようです。
星雲部分を50%拡大でトリミング 
星雲の中心付近にある青っぽい星がこの星雲をつくった星と思われます

見かけの大きさは十分なので、月のない夜に2時間以上の露光をかけてリベンジしたいと思います。

恒例の撮影中のおりおんショットですが、写した相手は画像のもっと上の方でした。

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この時期、設営するかどうか ほんとに悩みます。
昨夜も外気温は零下にならなかった(+1℃)ものの、
湿度は83%と身体の芯まで寒さがしみこみます。
(注) 記事タイトルにある「でんでん太鼓」星雲はわたしが勝手に付けたものです。

雲上くもがみ
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2 コメント

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Unknown (びっけパパ)
2017-02-17 21:49:22
でんでん太鼓星雲。
見事なネーミングです。
しかし、なかなかの強者のようですね。
私が撮ると存在も分からないかも、、、
太鼓というよりシャボン玉 (雲上(くもがみ))
2017-02-17 23:33:00
びっけパパさん こんばんは。
この星雲のネーミングは撮る前に決めていました。(笑)
撮って見たら太鼓というよりシャボン玉ですね。
月が細くなってきましたが、週間予報は雪だるまと傘マークばかり。
こちらまだまだこたつでぬくぬくですね。

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