中棚荘を出る時に決めた次の温泉
以前購入した「信州の温泉」は
ノープランで来た時のお助け本
「飲泉できる天然サイダー」
ここがいいかも
向かったのは国道254号線
コスモス街道を荒船山方面へ向かった
内山渓谷の一軒宿
初谷温泉
長野県佐久市内山352
0267-65-2221
12:00-15:00 700円
着いてから知った事実
日本秘湯を守る会のお宿さんでした
藍・東雲・茜・・・など古来の色名が
つけられた部屋は全部でつ
秘湯の宿ではありますが木造りで
温もりある こぢんまりとしたお宿さん
お風呂は共に内湯のみ
案内看板によれば
壁側が源泉湯で茶褐色 もうひとつが
さら湯(新湯)ですとのこと
湯 湯色の異なる浴槽と大きな窓
遠目で見てると、片やサイダー
片やオレンジジュース
に見えなくもない2色のコントラスト
源泉名 初谷温泉
泉質 含二酸化炭素-ナトリウム-
塩化物・炭酸水素塩冷鉱泉
泉温14.3℃ pH6.7 加温あり
ぴかぴかに磨かれた廊下を戻り 湯
脱衣所も館内の造りと同様 木造り
シンプルに脱衣棚に籠 洗面台はひとつ
アメニティー・ドライヤーあり
壁を隔てて湯とほぼ同じレイアウト
案内の看板に「まずさら湯から入り
次に源泉湯に入ると効果的」
とあったので さら湯で温まり 隣の
茶褐色の源泉湯へどっぽん
透明な源泉が鉄分が多いため空気に
触れて茶褐色になるそうです
甘い鉄臭の香りで38℃とぬるめ
(ちなみに さら湯は41℃)
入るとすぐわかる シュワシュワ感
お湯に浸かりながらも 爽やか
炭酸入りのオレンジ あっ、fantaか
などと いらぬことを考えていたら
突然 異臭と共に声が
「洗澡小 谁的。」と言ってたかどうか
定かじゃないけど 脱衣所から浴室内を
覗いてたのは どう見ても異国の方
感じた異臭は 免税店なんかで感じる
強烈な香水の匂いだった
ということで、後からご一緒したのは
中国籍で日本在住のマダムとお嬢様
流暢な日本語で
「今日は山を買いに来たんだけど
小さ過ぎて話にならないからやめたの」
なんでも日本に来て早30年
新宿で不動産会社を経営
「主人(社長)が温泉(秘湯)が好きで
那須にも温泉付きの別荘があるのよ」
等々
話は尽きることなく
2人はふたつの湯船を行ったりきたり
源泉湯から動けなかった→
たまにはいいんじゃないか
匂いも消えたしね
社長と話した
「桃の木50本しかない小さい山だった」
って言ってたよ
日本の小宿にも選ばれている
初谷温泉 忘れちゃいけないのが
練馬ナンバー・黒塗りの大きな車
不動産王の愛車はやっぱり
ベンツだった