週末は・・・ | z

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週末の土日は宮崎県へ旅行に・・・・・ではなくて、宮崎県高体連少林寺拳法専門部の依頼で指導に訪れました。


ついでに?中間南の高校生二人も、宮崎県の高校生と一緒に練習をさせてもらいました。


夏休み最初の土日ということもあり、会場の県立武道館は中体連の剣道、柔道、弓道と各種大会が開催されていて館内はごった返していて、また同じ敷地内には巨人軍のキャンプ地である「サンマリンスタジアム」やプールもあり、そちらも高校野球や水泳大会があっていて、駐車場や周辺は大渋滞でした。


それにしても宮崎は武道が盛んな土地柄なんでしょう、剣道や柔道であんなに人が集まるんだと感心しましたし、男子中学生のほとんどが丸刈りだったことを考えると、普段中間で中学生の部活を見ているのと全く取り組みが違うように感じました。


さて、宮崎県の少林寺拳法の強化練習?も、柔道や剣道に負けず劣らず暑いものでした。さすが春の選抜大会で男子団体と組演武で入賞をしたところです。


まず練習に対する意識が高いし、取り組む姿勢も非常に熱心でした。たぶん練習前のアップや最後の締めは、結構きついことをやっているのでしょうが、みんな笑顔でしっかりと声を出して練習をしていました。


普段は福岡県の高校生をよく見ていますが、たぶん福岡県の高校生ではついて行けないでしょうね、というよりそのレベルの練習をするだけの意識付けが全く出来ていないでしょうね。


基本練習でも、こちらが問いかけるとちゃんと答えが返ってくるし、実技をしている時も私を積極的に捕まえて質問をしに来ます。


極めつけは夜の時間に大人のミーティング?をしている時「先生、演武を見てください」と声をかけてきました。


もちろん断る理由はありませんので、彼らの部屋へ行き録画を見ながら、気付いた点をいくつか指導をして、明日の朝までに自分たちの方針を決定をしてそれを練習することにしましたが、ちゃんと朝までに自分たちで方針を決めていました。


途中で私の戻りが遅かったのでしょう、宮崎県の先生が呼び戻しに来ましたが、そのくらい貪欲にいろんなことを学ぼうという姿勢がありました。


翌日の練習では、しっかりとした意識があるので理解も早いですよね、目に見えて上達するのがわかるくらい充実した練習をしていました。


また宮崎県の高校関係の先生方ともいろんな話が出来ました。4年後の南九州インターハイの事や、夢や希望や苦悩もみなさん持っておられますが、ただ共通するのは「ポジティブ」ということです。


中学生や高校生の指導をもっと強化しないといけない、国体種目ならないと普及や強化には限度があると、少林寺拳法が今後もっと普及をするためのことを真剣に考えていました。


さて中間南の高校生はといいますと、そういう雰囲気の中での練習ですから、本人たちの満足度が高かったのは言うまでもありません。


男の子は会場を出ると同時に「先生、来年も来てもいいですか?」と自分から言ってきましたから、余程楽しく充実をした練習が出来たのでしょう。


女の子も「いっぱい質問が出来た!」と、満足そうな顔で言っていましたので、かなりの手ごたえを感じたのではないでしょうか。


それを裏付けるように、最後にみんなの前で演武披露をした時には、二人ともノビノビと今まで見たことのないような演武をやっていました。


行く前は疲労等を考えると、インターハイの直前なので不安もあったのですが、結果的には今までの合宿や出稽古の中で、一番内容が濃く充実したものになったようです。


高校生にとっては満足をした練習でしたが、ちゃんと最後にオチを付けてくれるのも高校生です。忘れ物王子がしっかりと帯を忘れてきましたので、インターハイにはどの帯で出場をするのか楽しみが増えました。


帰りの車の中では、私の疲労なんか全く気にせずに、二人で爆睡をしていたのは言うまでもありません。