アトピー性皮膚炎は遺伝しますか?
あるいは
この子のアトピーは遺伝ですか?

アトピーの相談を受けていて、よく訊ねられる
質問です。

そして、アトピー性皮膚炎のお子さんを抱える
お母さんの多くは、遺伝と考えて
「アトピーは完治しない。」
と思い込んでいる方も多いようです。

確かにアトピー性皮膚炎の定義は

日本皮膚科学会でのアトピー性皮膚炎の定義
「アトピー性皮膚炎の定義・診断基準」によれば

憎悪(症状が悪化すること)と緩解(症状が「一時的によくなること)
を繰り返す、掻痒(かゆみ)のある湿疹を主病変とする病患であり、
患者の多くはアトピー素因を持つ。
ここでアトピー素因とは
①家族歴:既往歴
気管支喘息、アレルギー性鼻炎、結膜炎,アトピー性皮膚炎の
いずれか、あるいは複数の疾患)、
または
②Ige抗体を産生しやすい素因。
「日本皮膚科学会」

ということで、学会の定義なので少し難しいのですが
アトピー素因とはそもそも

「遺伝を前提にした
アトピー素因をもっている
または
本人が全身的なアレルギー傾向を持っている」

痒い湿疹と
決められています。

そのため、アトピーというと遺伝と思われる方が多いようです。


でも、実際には兄弟姉妹でもアトピーのお子さんとツルツル卵肌の
お子さんのご家庭もたくさんあります。
店頭でも、生まれつきのアトピーのお子さんでもほとんどのお子さん
はきれいなお肌に改善できています。

ですから、アトピー性皮膚炎でも
遺伝によるものと食事などの後天的な原因よる場合とがあって、店頭の
相談を見る限りでは圧倒的に食事や環境などの後天的な要素に起因
する場合が多いようです。
特に、アトピーの症状があっても症状の出ていない部分がきれいな
正常な肌であれば、遺伝によるものではなく食事や生活環境などの
後天的な原因と思って間違いないでしょう。
だって、きれいな肌を作る能力があるのですから。
遺伝でアトピーであるなら、全身がアトピー特有の硬くて乾燥した
ガシガシした肌になってしまうはずです。

また、

生まれたときからアトピーなので遺伝が原因

とあきらめている方がみうけられます。
この場合も、妊娠中のお母さんの食事などに影響されることが多く
妊娠中の食事で
菓子パン・アイスクリーム・チョコレート・チーズ・唐辛子・ファーズトフード
などの濃厚な食事や刺激的な食事が多いと生まれてくるお子さんに最初から
湿疹が発症していることがあります。
中医学では、妊娠中の食べ過ぎや濃厚食など食生活の乱れなどに
よって母体の中に「身体のゴミ」
が生まれて、胎児に移行すると出産時点でアトピーなどが発生すると
考えて、この「身体に不要なゴミ」のことを「胎毒(タイドク)」などと
いったりします。

ですから妊娠中、授乳中のお母さまは特に食生活のバランスに注意して
野菜果物や全粒の穀類を中心とした食生活が大切です。

遺伝が原因のアトピーでなければ
1漢方やハーブのお手当て
2食事など生活習慣の見直し
3スキンケアによる皮膚の保護
によってジュクジュクや真っ赤な肌や痒みなどのアトピーの症状も体質
に合わせた適切なお手当てで改善することができます。

アトピー湿疹三角形
アトピー性皮膚炎の湿疹三角形


詳しくは、以下を参考にメール相談などもご利用ください。



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