久々の三連休は剣道の勉強会、飲み会の他に
7月限定イベントと言うべき高校野球観戦に行ってきたCailです。

この時期の地方大会は結構面白いのです!(^^)!

全国各地で熱戦が繰り広げられていますが、私の母校は残念ながら初戦敗退…。
この休みの時期に見に行こうと思っていた7月の楽しみが~(´;ω;`)ウゥゥという状態でしたが、
そこは切り替えてプランBに変更です。

中学生まで剣道をしていた高校生がこの三連休で試合に出るという話を聞き、
その子の姿を見に行ってみようということですね。
私の母校に来てくれたらよかったのに~(=゚ω゚)ノ

と、嘆いても致し方ありません。

試合での課題はたくさんありましたが、
逞しく成長した姿を見ることが出来てとても嬉しかったですね。

剣道の場合は中学生くらいまで部活と道場の掛け持ちというのはよくあるのですが、
上記のように異種目で掛け持ちしているというケースもたまにあります。

本人が剣道と他のスポーツを両方やりたいというケースもありますし、
両親と子供とでやりたい・やらせたい種目が違うというケースもあります。

何をやるかは本人の自由なので本人の選んだことをやってほしいとは思うのですが、
いつの日かまた剣道に帰ってきて欲しいという思いはあります。

剣道と野球というちょっと毛色の違う競技にはなりますが、
剣道経験があってプロ野球選手になった方というのは存在します。

とくに有名なのは天秤打法(剣道の経験から閃いたそうです)の近藤和彦さん、
98年の甲子園を沸かせた松坂大輔投手ですね。

剣道経験はありませんが日本刀を素振りに取り入れた王貞治さん、
柔道や相撲(⇒素足の競技)という他種目の競技をしていた松井秀喜さんも忘れてはいけません。

○○一筋ウン十年というのも素晴らしいですが、多くの種目を経験すれば
身体のバランスを整えたり、自分の得手不得手がわかったりするのではないかと思います。

かくいう私もあれこれ体験してみましたが、自分で向いてそうだと気づいたものは…

①団体競技より個人競技
②持久力より瞬発系・短期決戦型
③道具を使うスポーツが好き
④指導者って楽しい!

といったものですね。

特に①は絶対に譲れません。

両方経験してみて、ストレスなくやれたのは後者の方で、
人が大勢集まるとチーム内の人間関係や上下関係、責任の所在などで押しつぶされて
自分は一体何のためにスポーツをしているのかわからなくなってしまいました。

相手よりもチームメイトや先輩の顔色を窺うような状態となれば、本質からは外れてしまいます。

中日ドラゴンズを率いた落合博満さんは監督時代に

自分のベンチで

監督と戦ってもしょうがない。

選手達には

「戦う相手を間違えるなよ」と言っている。


と、言いました。
私が体感した団体競技の難しさを端的に示してくれたフレーズだと思っています。

これは10代の多感な時期の頃の話なので未熟な子供同士のすれ違いもあったかと思いますが、
日本社会や会社の世界も似たようなものです。

そういった思いは仕事の時だけにしておきたいです。
余暇や楽しみでやることにこの感情は絶対に持ち込まないと私は決めています。

その為、私に向いているのは個人競技かなと感じるようになりました。

他にも社会人となると時間や都合の制約もあるので大勢集まるのもなかなか難しいです。
個人競技の場合は道具と場所さえされば自分の都合でいつでも練習できますので
こういった『小回りが利く』というのもまたメリットの一つですね。

②の話は、私自身せっかちな性格を示しているものであり、
短距離か長距離の選手のどちらを選ぶかと言えば、迷わず前者ですね。

時間の少ない社会人ともなると、単純明快で早く決着がつく競技に魅力を感じます。

③については剣道からの応用や流用が出来る技術が幾つかあるということで
全くの未経験からも上達しやすいものがあるのではないかと思います。

ラストの④については、技術を身に付けるのは大変なことですが、
自分が学んだ技術を後進に指導するというのはなかなか面白いものがあると感じています。

自分がプレーするのと他人に指導する技術というのはハッキリ言って別物です。

名選手必ずしも名監督にあらず。

この格言、途中の『必ずしも』がよく抜けて伝わっています。

指導をする上で今まで選手として経験してきた内容が生きるといった素地はありますが、
最初から覚え直すくらいの気構えが無ければいけません。

名選手という輝かしい功績や過去の栄光を一旦捨てるくらいの気構えを持てる人が
名監督・名指導者になれる第一歩ではないでしょうか。

剣道の場合は指導者になると審判も必須科目となります。
これが出来なければ一人前の指導者にはなれません。

審判講習会での実際の話ですが、
8段の講師の方々がジロ~ッと見ている緊張感の中でガッチガチになってしまった方が
双方1本ずつ取った際『○○あり、勝負!』というところを『3本目!』と言ってしまったり、
『反則1回!』と指を立てて選手に伝えるはずが、
笑ゥせぇるすまんの喪黒福造の『ドーン!』ばりに相手を指さしてしまったケースもありました。

指をさされた方は何ともありませんのでご安心を…(;^ω^)

という具合に今まで選手としてたくさんの試合をしてきて審判の姿を見慣れているはずなのに、
頭の中にはインプットされていない。
いざ自分がやってみると経験したことの無い動きとプレッシャーに戸惑ってしまう…。

審判の勉強をして徐々に出来るようになっていく自分に自信が持てるようになったり、
指導者としての成長を実感できる場面が積み重なり、子供たちが出来るようになっていくのを
見るのはとても楽しいものです。

それと同時に自分はまだ何もわかっていないということが分かる…。
ますます剣道の難しさ、面白さにハマっていくという具合です。

まさに哲学者ソクラテスの『無知の知』というものでしょうか。

今までの自分が経験してきた内容をまとめてみると、自分に向いているスポーツは…

・個人競技(陸上・水泳・格闘技etc…)
・瞬発系や短期決戦(短距離走・重量挙げ・投擲種目etc…)
・道具を使うもの(ゴルフ・テニス・卓球・棒高跳びetc…)

といったものですね。

この他にも自転車や乗馬(流鏑馬など)といった乗り物系も面白そうです。

そういえば、剣道って『個人競技』で1分もしないで勝負が決まることもある『短期決戦』で
竹刀や防具という『道具を使う』種目であり、今は『指導者』している…。

という事は…、実は剣道が天職というか、最も自分にハマっているのかもしれません(;^ω^)。

様々なスポーツや競技を経験すればこういった要素も見えてくるということで、
外から剣道を見ることもできますし、他の競技の良いところや悪いところを見て勉強したり、
応用が出来る技術を共有することも可能です。

これからも数多くのスポーツに触れて、より多くの経験と技術を学んで剣道に還元して
健康的で充実した人生を送りたいと思うCailでした。