新年度を迎え、気持ち新たに剣道に取り組むCailです。
WBC、熱かったですね。
低調だった前評判を覆して準決勝進出を果たし、惜しくもアメリカに敗れましたが、
日本代表として見事な試合をしてくれたことに感謝です。
次こそは優勝目指して頑張ってほしいですね。
さて、新年度に入りまして新たな環境に慣れ始めた方々も多いかもしれません。
そこで毎年恒例(?)のこのコーナーを始めちゃいます。
さあ皆さん『剣道やろうぜ!』という具合で、
完全に一方的なオリエンテーションの始まりです。
興味のある方も無い方も、最後までお付き合いください(;^ω^)。
第一章
~全ての道は剣道に通ず~
未経験の方が剣道に触れるには主に2つのルートがあります。
①中学・高校・大学の部活やサークル
②地元市町村にある近所の剣道場
という具合です。
家族で誰も剣道の経験がない場合は①の部活やサークルが初の接点となるでしょう。
中学校の部活で始めたという方が結構多く、高校から始めたという方もいらっしゃいます。
稀に大学生から剣道を始めたという例もありますが、
名の知れた大学の部活は経験者であってもかなり厳しいので、
未経験の場合はサークルに所属して腕前を磨いた方が確実でしょう。
勿論、未経験者OKという大学の剣道部もありますので、
詳細は各自お問い合わせください。
②の場合は小学生のうちに剣道をする場合は親きょうだいがやっている、
友達がやっているという具合で道場や同好会の門を叩くケースが多いです。
私が始めたきっかけはこの②のケースで、
小学校の友達がやっていたから、じゃあ自分もというエラく単純な動機で始めました。
20数年経った今でも剣道を続けているのは自分でも驚きですね。
当時の自分や同級生にまさか私が指導者になって剣道ブログ書いてるなんて言ったら、
絶対に信じてもらえないでしょう。
何故なら、同級生の中で一番弱くて引っ込み思案だったからです。
体格は良かったものの、臆病なノロマで道場内の試合になったら1回戦負けの常連。
くじ引きで自分と当たると聞いた相手からは『よし、1つ勝った』と言われる始末。
当時はとても悔しい思いをしましたが、それでも諦めずに努力して優勝も経験しました。
同級生の中で最後まで続けたのは俺だ!と、胸を張れるのはちょっとした自慢ですね。
勿論、こちらでも中学生以上の未経験者も大歓迎ですので、
学校の部活は別のことがしたいというケースでも十分対応できます。
顧問の先生が剣道未経験というケースも多々あります。
その場合は『外部指導者』ということで経験のある方を招いて
技術指導してもらいますので、(経験のある)先生がいないというケースはまずありません。
最近は剣道部そのものが無い中学校もあります。
私の住んでいる街でもあるところ無いところとありまして、
無いところについては友達誘って道場に来いよ(*^_^*)ということで勧誘しています。
部活に入るか、道場に通うか、環境に応じて無理のないペースで剣道を始めて欲しいですね。
第二章
~コスパが決め手~
剣道を始める上で切っても切れない問題、それは剣道具!
他のスポーツに比べて剣道は初期投資が掛かりがちなものではありますが、
誰もが最初からいきなりフル装備で稽古するわけではありません。
最初の数か月は家にあるTシャツにジャージだけでOKです。
竹刀も学校にあるものを拝借するか、道場の先輩や知り合いに譲ってもらえば大丈夫です。
この時点で初期投資ゼロ円ですね ( ゚∀゚ )ハァーハッハッ!!
そう、剣道は(最初の数か月に限っては)意外と費用が掛からないのです。
剣道具も学校の剣道部であれば使っていない在庫があります。
最初はホコリを被って使い物にならないかもしれませんが、
洗ったり磨いたりすれば十分に使えます。
基本的に防具は洗えないのですが、
顧問や先輩の許可を得た上で家で丸洗いしてしまうのも手です。
これはあくまで仮初の措置なので、剣道を続けられる手ごたえを感じた場合は
自分の防具を買う準備をするといいでしょう。
剣道は工夫次第で意外と初期投資を浮かすことが出来ます。
第三章
~最初から強い人なんていない~
剣道を始めるのに早いや遅いといった概念はありません。
5歳でも60歳でもやりたいと思った時こそがスタート地点です。
全日本を制覇した人だって、最初から強かったわけではありません。
日本一になるには日本一稽古しなければならない訳です。
何年にもわたるその稽古の積み重ねによって今の結果があるのです。
ん?逆に言えば日本一稽古すれば日本一になれる?
これは見方を変えれば、日本一になるための道筋はすでに示されている!?という事です。
こうなれば、東進ハイスクールの林修先生の流行語大賞にもなった名言がピッタリです。
『いつやるか。今でしょ!』
という言葉は本当に奥が深いです。
誰だって最初は何も知りません。
フィジカル的な問題はあるかもしれませんが、剣道は幾つであっても上達できます。
身に付けた技術が衰えることはありません。
稽古すればした分、自分の経験値となります。
自分自身と向き合い、稽古を重ねて強くなっていく自分を実感する。
これだけの要素で稽古後のビールもジュースも美味しくなります。
私も、小学校の時は稽古終わりのジュースが楽しくて仕方なかったですね(;^ω^)。
剣道に特別な才能は必要ありません。
むしろ、毎日頑張ろうと思える人こそが剣道が上達する『才能』を持っていると思います。
1日だけ稽古することは誰でもできますが、
それを1年続けようということが出来れば、それはすでに才能の領域です。
剣道ほど『努力』と『継続は力なり』を実感できるものは無いでしょう。
仕事や学業以外での楽しみや生きがいを見つけるには、最高の種目だと思います。
最終章
~剣道を始める最後の一押し~
・入り口は多数用意されている。
部活、サークル、同好会、スポーツ少年団、それぞれ特徴があって千差万別ですが、
日本国内において剣道をできる環境はたくさんあります。
自分に合った環境は必ずあります。
1つのみではなく、幾つか体験してから判断されても遅くはありません。
2017年春より剣道人口が一人でも増えることを願っております。
・初期投資は意外とかからない。
剣道具は確かに安くはありませんが、最初から必要ではありません。
剣道を体験してみて、長く続けていけそうと判断してから購入しても遅くありません。
現在では初心者の方々を考慮してレンタル制度なども導入されています。
残念ながら剣道が肌に合わない、続けられないのであればそれはそれで仕方ありません。
私は剣道の為に数回の稽古でも体験する時間を割いて頂いてありがたいと思います。
経済的な理由で剣道を始めるのに二の足を踏む方がいらっしゃれば、
まずは剣道具の話は横に置いて、竹刀一振りから始めてみてはいかがでしょうか。
・努力と熱意次第で幾らでも強くなれます。
剣道が生涯スポーツと呼ばれる理由はそこにあります。
後天的な努力によって何歳からでも上達できますし、高齢者もきちんと昇段しています。
動機は何でもOK。これといってスポーツ歴のない方でもOK、
大病をされた方のリハビリもOK、運動不足の解消、ストレス解消もエニシングOKです。
むしろ、年齢は重ねているけど経験が無いという方こそ実践して頂きたいのが剣道です。
剣道の世界に一人でも多くの方々が足を踏み入れて頂けることを願うCailでした。
最後までお読み頂き、ありがとうございました(*^_^*)。