10MHz用ダイポールを作ってみました。
設計は、これです。
全長が片側6.74m、給電点から4.2mの位置に2μH程度のコイル(ワイヤー自身をクルクルっと輪にする)を入れることで28MHzを3倍高調波で乗せる作戦です。
このコイルは10MHzに対しても効くのですが、10MHzにとっては先端に近い小さなコイルなので短縮効果は薄く、悪影響は殆どありません。
28MHzに対しては電流腹の位置ですので小さなコイルでもそこそこ効く。これで本来なら30MHz以上のところで同調するアンテナを28MHzまで下げる、という作戦です。
ワイヤーを7.3mで切り出してみたのですが、コイルをチョイチョイと巻くだけで長さがギリギリ不足してしまいました。現地合わせするためにも多めに余っていたほうが都合がいいんです。折り返せばいいだけですから。直径×3.14は結構侮れないですね。
問題が一つ。このアンテナ、3倍高調波のほうは帯域がそんなに広くないんです。
さて、実際に張ってみました。
だいたい計算通り動作しました。10MHzはほぼ無短縮のダイポールですから帯域も広くバッチリ。
28MHzの方も決め打ちで作った割にはいい感じで、28.62MHz辺りが最下点でSWRが落ちてました。
でも28.500に下げたい。
これは、小さく巻いたコイルをどうにかするしかありません。コイルをのインダクタンスを少し増やして全体の長さは10MHzの希望周波数に合わせると28MHzの最下点が下がる、という、カットアンドトライです。
コイルを一回転増やすと28MHzの下の方に動いてしまいました。
ちょうどいいコイルの大きさにするには、もともとのコイルをもっと小さい径で巻いて、一回転ずつ増やしたり減らしたりするほうが簡単そうです。密巻きを疎巻にするとか現場合わせの手としては使えます。
そして、ステーの両端を持ち上げたりするとVの角度も変わるのと地上高が高くなるのとで、同調周波数が両バンドとも下がりました。
いろいろやってみるとなかなか気難しい。設置する度に調整が必要な感じです。
3倍高調波でのデュアルバンド化、それなりに難しさもあります。
それと3倍高調波のほうはゲインがあるはずなのにノイズレベルも低くてあまりゲインを感じられないのもムムムです。
安定している10MHzのほうでCQを出したりしてたくさん交信しました。お相手いただいた各局ありがとうございました。
28MHzはCW,AM,SSB,FMと全部楽しもうとするとダブルバズーカが最適かも知れませんね。そうだ、次は28MHzのダブルバズーカ作ろう。
今回はステーに蓄光カラビナ(プラスチックの軽いやつ)を使ってみました。蓄光の恩恵はたいして無いのですが、簡単に外せるので調整が楽になりました。
また、反射する細いロープを使ってみました。濃い緑色のロープですがこのように白く輝きます。
日が暮れても車が突っ込んでくるのを防げるかも。
これはいいです。
KVSさんのおかげでRTTY、PSKが楽しめるようになりました。しかしMMTTYのAFCとNET機能の使い方がよくわかりません。シンプレックスでは両方とめONにしているのですが良いのでしょうか?またスプリットの時はどうしたら良いのでしょうか?
KVSさんのおかげでRTTY、PSKが楽しめるようになりました。しかしMMTTYのAFCとNET機能の使い方がよくわかりません。シンプレックスでは両方とめONにしているのですが良いのでしょうか?またスプリットの時はどうしたら良いのでしょうか?
2バンド用のDPは参考になりますね。
昨日は自宅近くの移動でしたが、突如2本のモビホが使えなくなるトラブルに見舞われました。
予備で作っておこうと思います。
お楽しみのようで何よりです。
AFCはドンピシャに合わせてくれるもので受信時に役立ちます。
NETは受信の音と送信の音の高さを合わせる機能。受信をドンピシャにしたら一回クリックしてまたオフにするといいでしょう。
パソコンのクロック補正をしていない局と双方でオンにしたまま交信すると送受信の度に少しずつ動いてしまう事になるので、自分の送信はぶれない!を貫くためにオフにします。
スプリットは無線機のスプリット機能を使います。ソフト側は何もしません。
皆が呼んでいる周波数付近で(意図的にずらしたり)送信すれば良いです。