スラローム選手がシュート連発の難コースをフィニッシュ地点からスタート地点までゲートをくぐりながら逆走するチャレンジ。
チャンピオンの言葉の中のスラローム選手に参考になることも書きましたよ。
チャンピオンならレース水流をコース通りに遡れるかも
激流のプラハのコース
数メートルのシュート(小堰)がいくつもあるコースを遡れるのか?を検証したのはレッドブルチャレンジの企画。
水流の力の強さは毎秒16トンリットルクラスで、象でいえば8頭がどどどっと続けてやってくる。
チェコ共和国のプラハにあるトロイホワイトウォーターコースでそのきょり300m。
ただ遡るわけじゃ無く、ちゃんとゲートを逆に通過していかなくてはならないのです。
この顔どこかで見たことあると思います。
そうです、RIOオリンピックK1男子金メダリストの
イギリスのジョークラーク選手。
はたしてチャレンジは成功するのでしょうか?
撮影秘話本人のコメント
「これをやるにあたって、スタート前にちょっとできるかなってよぎったよ。」
「コースの最終シュート地点の登りを何度か試してみたんだけどすごく難しくて、なかなかできなかった。そこは最も急降下している場所だけに20回ぐらいやってみた。
スタッフの人たちが集中してきたので、僕もコンセントレーションを高めて本番に挑むことにした。
幾度かの失敗のために撮影も長引いてきました。
今度こそ成功するぞと気持ちは高ぶってきて、自分自身が燃えてきたのがわかりました。
コースを遡り、撮影は大成功で終了できたことに、僕は多くの人たちに感謝していたのです。
成功だとわかったのは「ハレルヤ」と誰かが言ったからで、それまで気がついていませんでした。
なにせ、腕は乳酸菌でパンパンで痛くてたまらなかったし、他のことを考える余裕なんて無かった。」
「僕はいつも違った形で練習のアプローチを意識していました。
若いときからプラハに練習のキャンプに来ていたのですが、コースを下る練習ばかりしているだけでは何かを見つけられない事だと思い始め、ダウンリバーだけで考えると簡単な考えしかできなくなってしまう。」
「このトレーニングのために何かをしたのかというと、特別にこれだけのためにトレーニングをしていませんが、いつもハードすぎるトレーニングなので、その上に、このためにはボートの最高スピードを上げるために回転数を2,3回上げてランできるようにしたことです。」
「今後この練習を取り入れるかどうかについては、参考にはすると思いますが、このままは受け入れないと思う。かなりのフラストレーションがたまるので、もっと定期的にできるような工夫が必要だね。
これをクリアできたことの要因としては、心と体の調和が大事だったってこと。
深刻な失敗を何度もしたことを克服するには、精神的な強さがとても重要なのだと再認識しました。」
「この最初のテストランでの試みを失敗した時に、すぐにもう一度やりたくてしょうがありませんでしたが、やめました。
それは、自分の気持ちだけで行動しても、体の疲れもとれていなければパワーダウンしているのでまた失敗することでしょうし、頭も進化していないから、コースやシュートの攻め方も同じ顛末に陥る可能性が高いからです。
このが全て適切なタイミングでそろってチャレンジするからこそ、今回の成功に繋がったと感じます。
プロセスを急ぐのでは無く自分のしていたことをよく考えることが必要です。」
翻訳fochmag.tokyo
急いては事をし損じる(日本語に当ててみました)ってことですね。