title1117pr600px 1 - 海の森競技場どこが管轄するのか決めた案どうなる

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現在建設中の施設「海の森競技場」のあの場所は未だ住所がありません。
この住所、すなわち管轄する区がどこになるのかの問題が未だ解決していません。

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中央防波堤埋立地と言う名称なのです

この場所は東京都が1973年から埋め立て開始。東京側の俗に言われている内側の土地は1996年に完成。行政の出向機関なども存在しています。
そして２０２１年までこの埋め立て工期は続く予定となっています。

この東京湾に面している区は、江戸川区、江東区、中央区、港区、品川区、大田区となっています。

このうち中央区、港区、品川区はこの土地の管轄の帰属にたいして撤退を表明しました。

残る区は１００％帰属を求めているために分割帰属の案に対して同意するかどうかは不明。

海の森公園以外にも、オリンピック関連でハイレベルな設備がいくつも設置され、撤去されないとなっているために、どの区もその恩恵にあやかりたいために一歩も引かないままです。

そして調停へ

江東区長及び大田区長から東京都知事に対し、中央防波堤内側埋立地及び中央防波堤外側埋立地の境界に関して自治紛争処理委員の調停に付することを求める旨の申請があった件について、本日（2017年10月16日）、自治紛争処理委員により両区へ調停案が示され、その受諾が勧告されました。

江東区の主張のゴミ運搬経路問題は、住民がゴミ収集により埋め立て地への運搬への悪影響（においやガスなど～）覚え書きがあり、その覚え書きによって全て却下される。
また、ゴミ輸送は時代とともに各区の新たな交通幹線道路（トンネルなど）から搬送されていた。

大田区が主張していた漁業権（江戸時代から海苔などの水産業）については、このWEBで何度も取り上げていますが、「漁業権は土地の管理権はない」ことが決定的な認められない項目であった。
簡単に書くと、漁業権は魚を捕っても良い認可なので、その漁場を利用できるだけで、管理することはできない。