毎日ちょっとずつ検定対策
イタリア語検定試験によく出題される
ポイントに焦点をあてて、問題を解きながら、
イタリア語の文法を解説していきます。
今日の問題はこちら
:さて、早速問題文の内容から見ていこう。
男女の会話です。
- お願いだよ、サラ、許してくれよ。
- 嘘つき!もう我慢できないわ!
- そうムキになるなよ。サラ、頼むよ。許してくれよ。
- もうたくさん、出てってっ!さもないと、警察呼ぶわよ!
:相当頭に来てるわね、彼女。
:だね。で、問題となるのが、この 出てって! の部分。
andarsene を命令法に活用してもらいたい。
こういう時、andarsene を使うと、とても力強い感じになる。
出てけ~!
あっち行け!
うせろっ!
くらいの勢いになる。
:ほえ~。
:では、andarsene を使って、
- sene 動詞の 命令法 の活用を見ていこう。
:はい。
:命令法の面倒くさいところは、
人称によって、形が違うってところだね。
:そうそう。そもそも1人称単数形ってのがない。
:そう。だって、自分に命令はしないからね。
:そうかなあ。自分に命令することあるよ。
例えば、「 ガンバレ、あたし!負けるな、あたし!」
って、自分を元気づけることあるもの。
:そういうときは、1人称複数形 を使う。
:へえ~ なるほどねえ。それ、知らなかった。
:まずは、復習もかねて、andare の命令法の
活用を見てみよう。
:andare の命令法 tu に対する形は、
va' と vai の2通りある。
どっち使ってもいい。
:なんでなんでだっけ?
:andare, dare, dire, fare, stare の
5つの動詞の 命令法2人称単数形 は、
「 ’ 」 が付いた形と、直説法2人称単数形 と
同形 の2パターンある。
:どっち使ってもいいんだよね。
つまり、家に帰れ! って言いたいとき、
Va' a casa ! でもいいし、
Vai a casa ! って言ってもいいし。
:そいういうこと。
ただし、この5動詞の、tu の命令法の活用と
代名詞を一緒に使う場合は、ちょっと注意が必要だ。
:ん?
:「 ’ 」 を取って、代名詞の 先頭の子音 を
2重 しなくちゃいけないんだ。
:はあ。
:発音しやすいようにこうするんだけど…。
つまりこういういこと。
Di' + mi ➡ Dimmi ! 私に言って!
つまり、これは間違い。
Dimi !
Di' + mi + lo ➡ Dimmelo ! それを私に言って!
つまり、これは間違い。
Dimelo !
これは日常会話でよ~く使うから、
しっかり確認しておこう。
Fa' + lo ➡ fallo ! それをしなさい!
Da' + mi ➡ Dammi ! 私にちょうだい!
Va' + ci ➡ Vacci ! 君がそこへ行け!
:なるほど。
:ただし、gli 彼に だけは、例外。
いい?よく見てね。
Da' + mi + lo は Dammelo! だったね。
:ふんふん。
:ただし、彼 [ 彼女 ] にそれをやれ! の
Da' + gli + lo だけは、Daglielo ! となる。
:はっはぁ~。つまり Dagglielo ってならないってことね。
:そうそう。
:で?それが今回の andarsene の命令法と
なんの関係があるの?
:あるだろ!andarsene の se は
代名詞なんだからさ。
:そっか。 で、どうなるかってとこだけど…。
:じゃ、まずここで肝心なのが、
tu 2人称単数形 と noi 1人称複数形 と
voi 2人称複数形 の3つと、
lui, lei loro の 3人称 を分けること。
:ふんふん。
:じゃ、まず tu 2人称単数形 と noi 1人称複数形 と
voi 2人称複数形 の3つを先に見ていこう。
:はい。
:命令法の活用もやっぱり、andare + se + ne の
3つのパーツに分けて活用させる。
ただし、順番は変わらない 。
:なんと。
:で、se から行こうか。
これは、他の法のときと同じように、
人称によって活用させる。
:で、ne は、変わらずそのまま。
:はい、ここまでは大丈夫。
:じゃ、これに andare の活用を入れてみよう。
:ふんふん。
:ここでさっきの話が出てくる。
tu は va'tene じゃなくて?
:子音を二重にするんだから…。
vattene か。
:そう、その通り。
:ここで、もう一つ大事な事。
この3つのパーツは一緒にくっ付けるよ。
だから…。
tu は Vattene 。お前は出ていけ!
noi は Andiamocene 。出ていこう!帰ろうぜ!
voi は Andatevene 。お前ら出ていけ!
:なるなる。
:starsene や farsene も
同じような活用になるので、
注意すること。
Stattene un po' zitto ! ちょっと黙ってろぃ!
Fattene una ragione !
でも他の - sene 動詞は子音を重ねないよ。
最初に紹介した 5動詞だけ だからね。
Ho detto" tornatene a casa".
家に帰れといっただろう。
:はい。
:じゃ次は、3人称 を見てみよう。
3人称 の活用は3つのパーツの
順序を変えなくちゃいけない。
:じゃ、se から行くよ。
人称に合わせて、活用させる。
:で、これまでと同様に ne をそのまま続ける。
:で、andare を命令法で活用させ、
後ろに続ける。
:ただし、3人称 の場合は、
この3つのパーツは、くっ付けない。
lui / lei は…。
Se ne vada !
出ていってください!
loro は…。
Se ne vadano !
(複数人に対して)出ていってください!
となる。
:は~い。とりあえず、分かりました。
:すべての人称の活用を並べるよ。
違いをしっかり確認してね。
命令法でよく使われるのは、
何と言っても andarsene 。
それから、starsene と tornarsene くらいかな。
それぞれの活用を確認しておこう。
:は~い。
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冠詞 ❶
接続法 ❶
接続法 ❷
接続詞 ❶
ci と ne ❶
- sene ❶ 単純時制
- sene ❷ 複合時制
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イタリア語検定試験によく出題される
ポイントに焦点をあてて、問題を解きながら、
イタリア語の文法を解説していきます。
今日の問題はこちら
:さて、早速問題文の内容から見ていこう。
男女の会話です。
- お願いだよ、サラ、許してくれよ。
- 嘘つき!もう我慢できないわ!
- そうムキになるなよ。サラ、頼むよ。許してくれよ。
- もうたくさん、出てってっ!さもないと、警察呼ぶわよ!
:相当頭に来てるわね、彼女。
:だね。で、問題となるのが、この 出てって! の部分。
andarsene を命令法に活用してもらいたい。
こういう時、andarsene を使うと、とても力強い感じになる。
出てけ~!
あっち行け!
うせろっ!
くらいの勢いになる。
:ほえ~。
:では、andarsene を使って、
- sene 動詞の 命令法 の活用を見ていこう。
:はい。
:命令法の面倒くさいところは、
人称によって、形が違うってところだね。
:そうそう。そもそも1人称単数形ってのがない。
:そう。だって、自分に命令はしないからね。
:そうかなあ。自分に命令することあるよ。
例えば、「 ガンバレ、あたし!負けるな、あたし!」
って、自分を元気づけることあるもの。
:そういうときは、1人称複数形 を使う。
:へえ~ なるほどねえ。それ、知らなかった。
:まずは、復習もかねて、andare の命令法の
活用を見てみよう。
:andare の命令法 tu に対する形は、
va' と vai の2通りある。
どっち使ってもいい。
:なんでなんでだっけ?
:andare, dare, dire, fare, stare の
5つの動詞の 命令法2人称単数形 は、
「 ’ 」 が付いた形と、直説法2人称単数形 と
同形 の2パターンある。
:どっち使ってもいいんだよね。
つまり、家に帰れ! って言いたいとき、
Va' a casa ! でもいいし、
Vai a casa ! って言ってもいいし。
:そいういうこと。
ただし、この5動詞の、tu の命令法の活用と
代名詞を一緒に使う場合は、ちょっと注意が必要だ。
:ん?
:「 ’ 」 を取って、代名詞の 先頭の子音 を
2重 しなくちゃいけないんだ。
:はあ。
:発音しやすいようにこうするんだけど…。
つまりこういういこと。
Di' + mi ➡ Dimmi ! 私に言って!
つまり、これは間違い。
Dimi !
Di' + mi + lo ➡ Dimmelo ! それを私に言って!
つまり、これは間違い。
Dimelo !
これは日常会話でよ~く使うから、
しっかり確認しておこう。
Fa' + lo ➡ fallo ! それをしなさい!
Da' + mi ➡ Dammi ! 私にちょうだい!
Va' + ci ➡ Vacci ! 君がそこへ行け!
:なるほど。
:ただし、gli 彼に だけは、例外。
いい?よく見てね。
Da' + mi + lo は Dammelo! だったね。
:ふんふん。
:ただし、彼 [ 彼女 ] にそれをやれ! の
Da' + gli + lo だけは、Daglielo ! となる。
:はっはぁ~。つまり Dagglielo ってならないってことね。
:そうそう。
:で?それが今回の andarsene の命令法と
なんの関係があるの?
:あるだろ!andarsene の se は
代名詞なんだからさ。
:そっか。 で、どうなるかってとこだけど…。
:じゃ、まずここで肝心なのが、
tu 2人称単数形 と noi 1人称複数形 と
voi 2人称複数形 の3つと、
lui, lei loro の 3人称 を分けること。
:ふんふん。
:じゃ、まず tu 2人称単数形 と noi 1人称複数形 と
voi 2人称複数形 の3つを先に見ていこう。
:はい。
:命令法の活用もやっぱり、andare + se + ne の
3つのパーツに分けて活用させる。
ただし、順番は変わらない 。
:なんと。
:で、se から行こうか。
これは、他の法のときと同じように、
人称によって活用させる。
:で、ne は、変わらずそのまま。
:はい、ここまでは大丈夫。
:じゃ、これに andare の活用を入れてみよう。
:ふんふん。
:ここでさっきの話が出てくる。
tu は va'tene じゃなくて?
:子音を二重にするんだから…。
vattene か。
:そう、その通り。
:ここで、もう一つ大事な事。
この3つのパーツは一緒にくっ付けるよ。
だから…。
tu は Vattene 。お前は出ていけ!
noi は Andiamocene 。出ていこう!帰ろうぜ!
voi は Andatevene 。お前ら出ていけ!
:なるなる。
:starsene や farsene も
同じような活用になるので、
注意すること。
Stattene un po' zitto ! ちょっと黙ってろぃ!
Fattene una ragione !
でも他の - sene 動詞は子音を重ねないよ。
最初に紹介した 5動詞だけ だからね。
Ho detto" tornatene a casa".
家に帰れといっただろう。
:はい。
:じゃ次は、3人称 を見てみよう。
3人称 の活用は3つのパーツの
順序を変えなくちゃいけない。
:じゃ、se から行くよ。
人称に合わせて、活用させる。
:で、これまでと同様に ne をそのまま続ける。
:で、andare を命令法で活用させ、
後ろに続ける。
:ただし、3人称 の場合は、
この3つのパーツは、くっ付けない。
lui / lei は…。
Se ne vada !
出ていってください!
loro は…。
Se ne vadano !
(複数人に対して)出ていってください!
となる。
:は~い。とりあえず、分かりました。
:すべての人称の活用を並べるよ。
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何と言っても andarsene 。
それから、starsene と tornarsene くらいかな。
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:は~い。
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