ポンド/円 週明けのリスク | The wonder of neeton

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FX、株式投資、先物取引、投資信託などで、
チャートや経済指標に騙される人向けです。

主に陰謀家達のトレード手法、
政府や金融当局による経済政策、
市場そのものの構造について、

究極の怠け者neetonが、
読者達の明るい未来のために、
たまに調査しています。

FX取引業者からこんな告知がありました。

-----ここから引用-----

現地時間6月23日(木)に行われた英国国民投票結果を受け、
週明け月曜日のオープンレートが、
週末のクローズレートから大きくかい離する可能性がございます。

上記のような状況が発生した場合、
注文の執行条件や価格設定によっては、

指定したレートよりも大きくかい離したレートで約定し、
意図していない損失を被ることがあり、
場合によっては証拠金額を上回る損失が発生する可能性もございます。

お客さまにおかれましては、
今一度口座状況を十分ご確認の上、
ポジションおよび注文の管理・調整をご検討いただきますようお願いいたします。
ご不明点等ございましたらお客さまサービスセンターまでお問い合わせください。

-----ここまで引用-----

昨日、成行注文でかなり不利な実効レートで
約定してしまい大損してしまったneetonは、
指値注文、逆指値注文ならどうなるか気になったので
電話してみました。

書いたかどうか覚えてないので、
改めて指値注文と逆指値注文について
書かせてもらいますと、

指値注文とは、
ここまで価格が下がったら(底値と想定して)「買う」
ここまで価格が上がったら(天井値と想定して)「売る」
というもので、カウンター・トレード(逆張りのトレード)のための
注文方法です。

逆指値とはまさしくその逆で、
ここまで価格が下がったら(さらに下がることを想定して)「売る」
ここまで価格が上がったら(さらに上がることを想定して)「買う」
というもので、トレンド・フォロー(順張りのトレード)のための
注文方法です。

で、確認した結果、
(市場)オープン価格の条件として、
指値注文ではより有利な条件で、
逆指値注文ではより不利な条件で
という回答を頂きました。

言い換えれば、チャートポイントが明確に想定できて、
リバウンドを取るための指値注文する場合は有利、
チャートポイントが明確に想定できず、
「上げ」か「下げ」かひたすら価格の方向性を
追う場合は不利ということです。

つまり、逆指値でオーダーを入れた場合、
発注者が意図している価格よりも
安く売られ、高く買われるということなので、
トレンド・フォローには不利という結論です。

このことから、成行注文と同等の不利な条件で
約定してしまうことが予想されます。

しかもneetonの実績からすると
相当不利な(変動幅そのものに対するスプレッドと同等の)実効レートで・・・
最悪だわ。


そのことを踏まえたうえで、
週明けに予想される乱高下相場における
リスクをまとめていきます。

①為替変動リスク

一般的に言うなら、
交換レートに関する不確実性
(価格が上がるか下がるかようわからん)
ということですが、

週明けの相場に限定して
より具体的なリスクを述べれば、
投機筋がロスカットを誘発するために、
一旦大幅に上げてから下げるかもしれません。

昨日と一昨日の相場で、
上げる前に下げたり、
下げる前に上げたりしてますね。

理解できていない方は、
昨日と一昨日の前のスクリーンショットを
ご確認ください。


②流動性リスク

一般的に言うなら、
取引成立の可否に関する不確実性
(自分の提示した価格で約定できるかどうかようわからん)
ということですが、

週明けの相場に限定して
より具体的なリスクを述べれば、
前述したように自分の約定したい価格どころか
ある時間軸で最も不利な価格で約定してしまうかもしれません。
(これに限定した表現はスリッページリスクというらしい)

つまりFX業者が(スプレッドの対価として)
本来背負うべきリスクを
顧客が負わされてしまう可能性があります。

そうなると損失が優先されるわけですから、
波の荒い相場だと上がろうが下がろうが、
neetonのようにみるみる
含み損だけが増えていきます。
ヽ(`Д´)ノ イジニナッテ ホールドシタラ キョウセイロスカット サレルカモ

日本国内のFX業者は海外の金融業者と連携して
取引を確定していると思うので、
海外の金融業者のルールに準ずるのであれば、
私が使っているFX業者と同様のルールである可能性が高いと思います。


③システムリスク

一般的に言うなら、
システムの信頼性に関する不確実性
(システムが正しく動作しない、または全く動かないかもしれない)
ということですが、

週明けの相場に限定して
より具体的なリスクを述べれば、
プライスボードに実際の交換レートと
著しく乖離した価格が表示される
もしくはリアルタイムで価格表示が変動しないかもしれません。

スリッページリスクと組み合わせられると、
相当えげつないです。


④相対取引リスク

FX業者によっては、
あるFX業者の実効レートが
市場の実効レートと乖離するかもしれません。


⑤政治的リスク

これが一番やっかいなリスクだと認識しておりますが、
キャメロン首相が辞任したことをかんがみると、
全てが出来レースで、

国民投票の結果が、「離脱」にもかかわらず、
新しい指導者が「それは前任者の公約であって
EUとの妥協を図る必要がある」とかなんとかいって、

今回の離脱派が重要視していた
移民規制やEUに対する不信感を払しょくするような
イギリス独自の権限とか権利を拡大することを条件として
EUからは離脱はせず、国民投票の結果をひっくり返すという
可能性も無きにしもあらずで、

その場合、EU離脱→イギリス経済停滞→ポンド、イギリス株式市場下落
と無条件で妄信してしまったトレーダーは、
ポンドが逆に上昇するわけですから、
確実に殺されることになると思います。
(^ε^) ロスカット テッテイシテタラ ダイジョウブダケドネ

ソロス氏が「国民投票の結果によって」という表現ではなく、
「(EUからの)離脱が決まれば」という表現を使っている点も、
かなりきな臭いです。
( ̄∀ ̄) リダツシテナイカラ ヨソクハズレテ ナイヨネ

ソロス氏の寄稿に関する情報は、
こちら をクリック。


ほかの業界と同様に金融業界も
「ばれなきゃ反則じゃない」という考えもないわけではないので、
全てがフェアであるという考えは、
かなり危険だと思います。
ヘ(゚∀゚*)ノ ジョーヤブキ ボクシング タノシイネ・・・

これらのリスクへの対抗策は、
反則がばれにくいグレーな相場ではポジションは持たない、
もしくはミニマム(1,000円とか)でテストしてみて、
大丈夫なら少しずつポジションを積んでいけば良いかと思います。

「何も信じるな」です。


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こちらをクリックしてもらえれば、尋常なく上がるっす。



最後まで読んで頂きありがとうございました。
皆様のお役に立てれば、幸いです。