山櫻マクサスをカラーインクリボンが販売終了してもカラー印刷をする方法

20e09d3f-s


以前に「東芝テックCI-200(=山櫻マクサス)」をWindows7で動かす方法を紹介しましたが、さすがにカラー印刷が出来ないのでは折角の2色印刷機が泣いています。

◆以前の記事◆


そんな東芝テックCI-200(以下略、山櫻マクサス)も最後の使い倒しする方法です。

実はまだ山櫻マクサスに使用できるカラーインクリボンが山櫻で販売されていたんです!

この情報ってすごくないですか?

ホントかよ?って思った方は続きへどうぞ・・・

※仕事の合間に記事にしていますので更新は遅いです。気が短い人は続きの準備を読んで自力でやってみてください。






 山櫻マクサスで今からカラーリボン印刷をする方法

マクサスのインクリボンをたくさん在庫あるんだぜーというのは

当然無しです。

じゃぁホントかよ?って思った方は正しいです。

正式には山櫻マクサスのインクリボンはとっくに販売終了になっています。

ではどうするかというと

他機種のリボンを流用することです!汗

山櫻には「デジカ」というマクサスと同じ方式の昇華型プリンタがあります。

そう!そのインクリボンを流用するのです!


ここまで言えば、手先の器用な方々が多いでしょうから転用準備も簡単です。

ただし、山櫻マクサスは無改造で使えますが、リボン側に多少の工作が必要ですのでご注意ください。




 山櫻マクサスとデジカのインクリボン仕様を確認

それでは最初にマクサスとデジカのインクリボン仕様を確認しておきます。
【A】山櫻マクサス ・リボン芯棒(黒プラスチック製)
         ①凸オス 3.3mm ②直径 25.0mm

12-マクサススプール棒
※解り易いように①の辺りは白線でトレースしています。


        ・名刺用インクリボン幅60mm
        ・紙管サイズ 凹付(③管内径 25.2x④長さ 125mm)


【B】山櫻デジカ  ・レギュラーインクリボン幅110mm
        ・紙管サイズ 凹付(⑤管内径 25.3x⑥長さ 110mm)

新品デジカ青リボン



【C】インクリボン紙管のサイズ比較
どちらの紙管も凹の切り欠きが付いていることを確認
3456芯
※このマクサスの白い紙管は相当古いタイプのものです。インクリボンは年代によって改良されているようで紙管の色やマーキングで違いが識別できるようになっているそうです。凹の切り欠きがあれば大丈夫です。


仕様のとおりデジカの「⑤紙管の内径サイズ」と山櫻マクサスの「②リボン芯棒直径」がぴったしです。

他にも印刷機のインクリボンの紙管サイズは、紙管長さ(④と⑥)以外は同じでした。

また、「山櫻マクサスの紙管」に「デジカのインクリボン」を巻くことになるので、デジカのリボン幅より大きいのも好都合です。

あとは紙管の長さの差(④-⑥=15mm)を補助してあげれば大丈夫なはずです。


次に準備するものです。


【準備するもの】

◆山櫻マクサス用 リボン芯棒(黒プラスチック製)x2本
上記の【A】
 ※特に今あるもので構いません。

◆山櫻デジカ用  レギュラーリボン幅110mm
上記の【B】
 ※カラーリボンは新しいほうが良いです。今回リボンの紙管断面(片側のみ)が紺色に塗ってあるものを使いました。

◆山櫻マクサスのリボンに使われた不要な紙管(使い終わったもの)x1本
上記の【C】

◆15mm幅の紙管 x1個

15mm紙管

 ※これは、使い終わった紙管を糸鋸で少し長めに切り、紙ヤスリで長さ15mmまで調整します。
自分はカッターナイフで切りましたが20分程かかりました。大汗・・・・
紙管は、かなり頑丈なので怪我をしないように糸鋸がおすすめです。









 デジカのインクリボンをマクサスへ装着する

準備が出来たら、デジカのインクリボンをマクサスのリボンカセットにセットしていきます。
まず新品のデジカ用リボンで巻かれていない側の紙管からリボンを切ってしまいます。
01リボンから紙管をカット


インクリボンを切ったら、不要なマクサスの紙管に巻き付け直します。
ここで注意することはマクサスとデジカのリボンは巻き方向が違いますので、マクサスと同じ方向に巻き付けます。↓参照:上がデジカ用、下がマクサス用です。紙管の凹とリボンの巻き方向が違うことを理解しておいてください。
リボン比較


巻く時に紙管の凹側に寄せて巻きましょう。左のマクサス紙管の下の方は約15mmの巻きが無い状態にします。
02リボンの巻き位置00


改造リボンができたらパーツをこのように配置します。
03紙管パーツ


15mmの紙管を右側のリボン芯棒にセットしてください。
04-15mm紙管セット


このようにどちらの紙管もリボンが巻かれていない15mmの隙間ができます。
05インクリボンを巻かない部分


あとはいつもどおりに・・・・
リボンセット01


インクリボンをセットします
リボンカセットにセット


リボンカセットをマクサスに装着し・・・・・
マクサスにセット
完成!

、、、、、、それでは印刷結果は次回になります。(汗)

気が短い方やカラー印刷で困っている方は上記を参考にやってみてください。

つづく



よろしかったらワンクリックお願いいたします

ブログランキング・にほんブログ村へ