石井伸之の国立市議会議員日記 自由民主党会派所属

東京都国立市の若手?市議会議員(6期目)による日記です。国立市議会議員として国立市政の最新情報を伝えて行きます。

10月19日 本日は福祉保険委員会主催で勉強会と特養への視察を行いました

2016年10月19日 | 国立市議会
 こんにちは、国立市議会福祉保険委員会委員長の石井伸之です

 本日は、福祉保険委員会主催で地域包括ケアシステムを始めとする高齢者介護についての勉強会を行いました。

 本来であれば、福祉保険委員会7名のみで勉強会を予定していたところ、他の常任委員会に所属する議員からも参加したいとのこと

 主催する立場としては嬉しい限りです。

 結果的には自分でもビックリしましたが、22名の全議員参加となりました

 国立市が先進的に取り組んでる地域包括ケアの施策を、各議員がしっかりと受け止め、重要であるとの認識を持っていただいていることに、福祉保険委員長としても感謝したく思います。

 まずは、地域包括ケア推進担当課長である大川課長より国立市の取り組みについて説明を受け、その後は新田クリニック理事長の新田先生より今後の展望を含めて、様々な角度から講演をいただきました。

 その後は、国立市内にある2カ所の特別養護老人ホームを視察しました

 長年、地域包括ケアについて取り組まれている新田先生の話は歯に衣を着せず非常に衝撃的でした。

 介護を受ける立場となった当の本人は、極力自宅での生活を望むものの、実際に介護をする家族としては、施設に入って欲しいとのジレンマは如何ともしがたいものがあります

 ただ、客観的な判断をする中で、重度の認知症となり排泄が困難な状況となれば、施設に入るという選択が必要です。

 逆に、身体的な不自由さはあっても、認知症にならず、普段のコミュニケーションが可能であれば、在宅介護は十分可能と感じました
 
 そして、今回の介護を受ける状態となったことについての話を聞く中で「予防」という点に最大限の力を注ぐべきと確信しました。

 認知症を高齢者の病気と解釈する方が多いかと思います。

 しかし、認知症を発症する段階は、脳科学的には既に手の施しようの無い状態だそうです

 つまりは、健康なうちから認知症を意識して、認知症にならないよう心掛ける健康施策を幾重にも重厚な厚みを持たせねばなりません。

 認知症になった後を、認知症になる前から考え、自分事としてどうやって認識して行くかが、問われているのではないでしょうか?

 残念ですが、現在の認知症は対症療法に傾倒しており、予防の部分はまだまだです

 私自身もまだまだ勉強が必要であることは言うまでもありません。

 当然のことですが、今の介護が必要な方への対応は最も重要と考えています

 しかし、将来認知症となる方々を少しでも減少させる努力をしなければ、現在の状況は何の変化も無く、高齢者の増加による介護負担の増加によって、介護保険制度が破たんすることは確実です。

 そうならないよう、将来に責任を持つ現役世代として認知症予防を最重要施策の一つとなるよう、口角泡を飛ばして訴えて行きます

 本日の視察が非常に有意義なものであり、11月に視察する大牟田市の地域包括ケアに対する取り組みが楽しみです。

 本日の勉強会を支えていただいた、大川課長、議会事務局局長を始めとする議会事務局職員に対して心から感謝すると共に、福祉保険委員会所属委員の皆様による支援によって、本日の勉強会が実施出来たことに対してこの場を借りてお礼申し上げます

 写真は、特別養護老人ホーム「くにたち苑」を見学した時の様子です。




 


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