怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

イスラム教徒の訪問客

2017年04月04日 | カテゴリー分けするのに飽き
一年に1,2度定期的に招かれているイスラム教徒のホームパーティ。
奥さんはマレー系マレーシア人、旦那さんはドイツ人で、婚姻のためにイスラム教徒に改宗、とても熱心な信者だ。

食卓にはマレー料理。何気に肉料理が多い。そういえば、イスラム教徒のベジタリアンってまだ遭遇したことがないが、いるのだろうか。ドイツでは菜食主義が大流行だもの。

真ん中の黄色いものはターメリックで色付けした長粒種のもち米だ。おいしい。緑色のものはココナッツを甘くして色づけしたもの。黄色いご飯を甘くして食べたい場合に添えるのだそう。
私はスプーンとフォークを使って食べたが、他のほとんどの人たちはインドのように指を使って食べていた。
今回の招待客の中に、エリトリア人男性がいた。エリトリア人とは数年前に結構親しくしていたが、その時の彼らはみな、キリスト教徒だった。イスラム教徒もいると聴いていたが、この日に初めて出会った。
いつもそうなのだが、招待客の中で異教徒は私一人。個人的には異教徒に寛容なイスラム教徒であることを認識させられる。

デザートはいつもチョコレートケーキ。毎回腕を上げている。おいしい。

帰りがけに米をもらった。ここで売られているバスマティ米のなかでは最高級とも言えるティルダというメーカーの品だ。パッケージも高級品らしく華々しくて好きだ。
嬉しい。

日本在住のときは、インディカ米は日本米より安いもの、という勝手な固定観念があった。
インディカ米のなかでもバスマティ米は高い場合が多い。この品は5キロで3000円近くする。
日本の日本米と同じくらいだろうか。私はとてもこの品を買うことはできないぞっ。貧乏人は米さえ下級品を食らう~

さて、夕方五時を過ぎ、お祈りを済ませた彼らが帰宅し始めた。
「りすさん、ちょっと待ってね、送っていきます」
とこの家の夫婦が車でウチまで送ってくれることを提案してくれた。

ちょいと考えた。
ウチまで送ってもらって、そのままではまずいだろう。
家にちょいと入ってもらって、夫や義両親を紹介するのがいいだろう。
夫人は24時間365日ずっと頭巾をしているような人だ。ウチの夫、義両親たちはしばしばドイツ在住の頭巾女性を批難する人々だ。
うーん。

ウチの玄関まで送ってもらって、すぐに帰ろうとする彼らを明るく引き止めた。
「せめて、庭を見ていってください」
池の金魚を見せていると、サンルームで編み物をしていた義母がやってきた。
きわめて普通に、自己紹介や住まいの場所、金魚の話などになった。
ああ!よかったぁ~

後から「イスラム教徒と付き合うな」などと言われたらどうしよう、とも心配していたけれど、それもなかった。
うわべだけでも、キリスト教徒とイスラム教徒が仲良く暮す国になってね、ドイツ!




3 コメント

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紹介 (ino)
2017-04-04 00:40:50
日蓮正宗

言霊百神
Unknown (でんでん)
2017-04-04 10:02:16
我が家では先日、宮城県産あきたこまち単一原料米を5キロ1700円位のお米を買いました。
美味しいお米をたくさん食べて体重が増えるといいですね(*^^*)
楽しそう (良かったですね)
2017-04-04 12:09:33
 いろいろな国の人々と触れ合うと、視野がどんどん広がりますね。すばらしい経験です。実は、義両親様はどうなのか知りませんが、差別的に考える人は、ほとんど相手を知らないことが多いです。例えば、旅行にでも行ってその国の人と話したことがあるかと聞けば、皆無wであることがほとんどですw話したこともなく、知らないのに、なぜ嫌うのかといえば、実は知らないからこそ嫌えるのです。知ってしまうと、普通の人間とわかって、嫌うことができなくなります。天安門事件のとき、鎮圧に当てられたのは、はるか遠方の言葉も異なるような部隊でした。知らないからこそ暴行できるわけです。今、日本の右傾化は大変な問題ですが、その大きな原因のひとつは、やはり、相手を知らないこと、井の中の蛙的な環境が原因でもあります。今の日本の政治は非常に危ないです。 
 ともかく、いろんな意味で素晴らしい経験をされていると思います。義両親にもいい意味での刺激になったのではないでしょうか。
 

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