Occitanie(オクシタニー地方)
Hautes-Pyrénées(オート ピレネー)県 
Lourdes(ルルド)←*注 フランスで「ルルド」と言っても通じません。実際の発音は、「ロード」に近いと思ってください。

 

こんにちは!木蓮です。

春分の日が過ぎ、春になるどころか、暖かい日々から冬に逆戻り。

そんな中でも、様々な春を告げる花たちが庭や畑に咲きはじめ、我が家にやってくる野鳥の種類も増えました。

 

 

 

 

今年も、スミレの花が開花していますが、もう少し咲いたら、去年思うように作れなかったスミレの砂糖漬けでも作ろうと思っています。トゥレットゥ・シュル・ルーで買ったあの濃い紫の砂糖漬けがどうしても作ってみたいのです。

 

 

 

 

オオイヌノフグリは、今私の庭や畑に大群生していて、可愛い青い花を咲かせてくれています。早春に咲くこの花の蜜が、ミツバチたちの大切な栄養源になると知ってから、好きなだけ咲いてもらっています。子供のころから、本当によく見かけた花でしたが、実はヨーロッパ原産だったんですね~。

 

そして、ヒメオドリコソウ。こちらも、ヨーロッパ原産。なのでフランスの春の花として、よく見かけます。

 

 

 

 

どちらも、種にはアリが好む物質、エライオソーム(脂肪酸やアミノ酸、糖などを含むらしい)がついているそうで、アリが種を運んで拡散してくれるそうです。そういえば、はっきりとフランスでホトケノザを見た記憶がなかったので、今度調べてみようと思います。

 

 

さて、前置きがいつものように長くなりましたが、ルルドのSANCTUAIRE NOTRE DAME DE LOURDES(ロザリオ聖堂)の横、車道を一本はさんだ場所から、『Chemin de Croix(十字架への道)』が始まります。ロカマドールのChemin de Croixとは少し様相が違い、キリスト受難の金色の彫像がポイントごとに置かれ、信者の方々が祈りを捧げていました。ロカマドールのほうが鬱蒼とした森の中の道という雰囲気で、ルルドは明るい雰囲気が流れていました。

 

 

 

 

 

 

それにしても、この場所は口で説明するのがなんとも不思議な感覚で、なにかに迎えられているよう気分になります。やはり、観光地であって、観光地でないような独特の雰囲気。だからこそ、訪れた人たちの様々な感想があって当然だなと思うのです。

 

さて、ロザリオ聖堂から右手の丘の上に見える『Château fort de Lourdes(フォー城)』へ向かいましょう。

 

 

 

 

こちらは、エレベーターがあるので登るのも楽なので、体力に自信がない方はエレベーターを使ってください。歩いても十分登れるとは思います。

 

 

 

 

とにかく、この場所に登ると素晴らしい眺望が広がるので、もしもルルドの全景を見たいと思われる方は、ぜひぜひ登ってみてください。左手前の古墳のような場所が、Basilique souterraine Saint-Pie X.(聖ピオ10世地下聖堂)です。

 

 

 

 

銃眼から覗くとこんな雰囲気。

 

 

 

 

庭園には各地の民家のミニチュアが展示されていて、これがすごく可愛くて、ゆっくりと見て回りました。

 

 

 

 

 

 

 

この場所は地理的にも優れており、ローマ時代からすでに戦略的な位置づけにありました。11世紀、12世紀には難攻不落の要塞として邸宅として使われており、1894年には、ルルドの街が城を購入し博物館にしていこうと考えたそうです。

 

他にも、Pic de Jerに乗って、ジェールの丘へ登り、頂上から美しいピレ ネー山脈やルルドの町を一望するのもお勧めです。また、次回行く機会があれば、ケーブルカーに乗ってぜひぜひ写真を撮ってきたいと思います。

 

 

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さて、現在WEBサイトを作りなおそうと奮闘中。

それに伴い、今年は今までご紹介していない地域を旅してくるのですが、本当によく、フランス各地に住まわれる日本人の方たちから、「我が地方にも立ち寄ってください!」とメールをいただきます。

私のモットーとして、「自分が行った場所のみ紹介する」と決めていますので、その部分だけはご了承ください。

 

ですが、日本の方でシャンブルドットをされている方やお店をされてらっしゃる方の応援はしたいと思っていますので、メッセージはお待ちしていますね。お返事は遅れてしまうかもしれませんが、必ず目は通します。日本滞在中にいただいたメール等には、返信できていないものもあり、すでに失礼してしまっているみなさん、この場を借りてお詫びしておきます。

 

できれば、日本の方が知らないような田舎で頑張ってらっしゃる方。ぜひぜひご連絡くださいね!もしも、今年、来年、再来年と私の旅先と重なるようでしたら、伺わせていただきます。

 

それでは、また!