春一番の後片付けと削蹄 重機が修理に入りました | 馬森(まもり)牧場  千葉県南房総市・馬を感じる体験牧場

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昨日の春一番の置き土産、倒れた竹と

折れた枯枝。これはご神木のミズナラ。

枯れゆく巨木は、来月頭に伐採予定です。

木々の片づけを終え、重機を出してブロックを割り

車がはまらないよう、ぬかるみに入れていきます。

オーバーヒートの間隔が短くなってきたので、整備士さんを呼びました。
中央部分のパッキンが古くなり、水垢が目詰まりして冷却水もまわっていないそうです。

恐る恐る
「いくらかかるでしょうか」と聞いてみましたら
「8万円くらい」とのお返事。
税金その他を含めると、9万円を覚悟しないといけません(´Д⊂)

整地や撮影などで
「重機を貸してください」とお問い合わせがあるのですが、
「壊れたら修理してくれるのであれば」ということにしています。
修理費が高額な上に本体が古く、もう保険に入れないのです・・。

それにしても、重機はいつも
「よし、これでひとまず大丈夫」という段階になると壊れます。
物にも心があるような気がしてなりません。

もうひとつ、春一番の置き土産掃除。
落ち葉と樹皮のたまりまくったゲストハウス玄関と溝を

さくっときれいにしました(*゚ー゚)

シソの枯れた茎。こんなになっても、はっきりとシソの香りがします。

お次はナックルの初めての削蹄です。
わずかに内側に伸びた右のひづめをメインに整えます。

うちにきて2年半以上たつのですけれど、彼の削蹄をした記憶がありません。
与那国馬のひづめは硬く、削蹄鉈とグラインダーを使います。

最初はビビってじっとできませんでしたが、なだめながら作業すると10分後にはグラインダーの音と振動を受け入れました。

初回でこれなら上等。
裏側もきれいで、ほとんど手入れの必要なしです。

シャインの削蹄も行い、リボンテスト動画撮影。
人懐こい彼は牧場一番の鈍感力を持っており、誰とも争いませんし多少の物事には驚きません。

しかし。

牧場以外の世界を知らないため、人が立てる生活音に驚いてしまいまた撮り直しです。
先日の自転車もそうでしたね。
(群れに依存する生き物なので、複数頭であればかなり耐えられます)

この点、神社のお祭りに出ていたメリーは器が大きく、外乗時に頼れる存在です。
シャインも徐々に連れ出し、外のあらゆる刺激に馴らしていく必要があります。

馬は、「怖い」と思うと走って逃げる強い本能を持っています。
しかし、すべての乗り手が、驚いて急に走る馬の上で平気で笑っていられるわけではありません。

ラスト、夫Tと大久保の畑作り。
2本のシャベルで硬い土を起こしました。

通りすがりの地元の方に聞いたところ、
「ジャガイモはひな祭りの頃植える」そうです。

同じ市内でも、暖かな海沿いと山間部では気温が異なります。
アドバイス通り、3月初旬に植えることにしましょう。