小田代の水路隧道(第四弾) | 道にあるちょっと古いもの

道にあるちょっと古いもの

トンネルや橋など、ちょっと古めの道路構造物を訪ねた記録

【名称】不明
【所在地】夷隅郡大多喜町小田代
【竣工】不明
【延長】約100m(目測)
【幅員】約1m(目測)
【高さ】約2m(目測)

 
 
2016年12月25日訪問
 
 
大多喜町小田代(こただい)、養老川の支流の更に支流にて。今いるのはココ(←クリック)。先日紹介した水路隧道の北側の上流方面に進んだところだ。
 
 
ここで、思いがけず、滝が現れた。これじゃぁ遡上できないじゃないか∑(゚Д゚||)ガーン
 
 
仕方なく笹藪をかき分けて一旦国道465号に出ることに。写真に写っているのはおなじみのまきき氏。むちゃくちゃアヤシイ奴ぶりだなぁ(^-^; え、え、えーと、ボク、あのヘンな人のことなんか知りませんっ!!
 
 
少し進むと見つけてしまった、、、
 
 
次の水路隧道だ!!!
 
 
西側坑口(吐口)。写真はパノラマ合成。
 
 
隧道に入る前に、先ほどの滝の上まで戻ってみた。
 
 
さっきはあそこからこっちを見ていたんだなぁ。
 
 
さて、水路隧道にアタックだ。
 
 
内部は真っ暗。
 
 
西側坑口から内部を望む。
 
 
内部から見た西側坑口。
 
 
入洞して10メートル程で左にカーブしている。
 

ザーザーという音が聞こえるのがちょっと不安だ、、、(^-^;
 
 
明かりを置くための凹みだろうか。第二次大戦中に作られた地下壕にもよく見られるものに似ている。
 
 
振り返るとまきき氏も入洞しようとしている。
 
 
カーブの外側が深くえぐれている。
 
 
カーブの先にザーザー音の正体が現れた。滝だ。
 
 
よし、なんとか登れそうだ。
 
 
滝の上の水たまりもクリアできそうだ。
 
 
水路はまだまだ続く。
 
 
振り返るとまきき氏のライトの灯りが。
 
 
さらに前進。
 
 
ここで、水路が分岐していた。写真では解りにくいかもしれないが、右が上流、そして左にも穴が続いていた。
 
 
左に続く穴はこれ。今では坑口が崩落して用をなしていない。吐口だったのか、それとももうひとつの呑口だったのか、、、しかし、現地ではその辺りの探求はする気にならなかった。だって、もっと気になることがあったので、、、
 
 
というのも、上流方面のこの状況∑(゚Д゚)ガーン
 
 
でも、なんとか突破できた。その突破手段は、呑気に写真を撮っているまきき氏に実演してもらおう。
 
 
はい、ここはこうやって突破した。あれ、ズボン濡れてるし… どこで水没させちゃったの?(・∀・)ニヤニヤ
 
 
「こらっ、おっさん!いつまでこの姿勢させておくつもりや!ワシは大股開きさせるのは得意だけど、自分で大股開きするのは苦手なんや!!」とまきき氏。
 
 
続いて更にもうひとつの削れエリアがあったが、こちらはあまり苦労せずに突破。
 
 
「こらっ、おっさん、はよ行って様子見てこいや」と、まきき氏。
 
 
ここまで来て、突破不能だったりしたらイヤだなぁ。などと思いながら…
 
 
クランク状になった最後のカーブを過ぎると…
 
 
やった、呑口だ。これで完抜け確定! 「まききさ~ん、大丈夫だよ~」
 
 
内部から見た東側坑口(呑口)。
 
 
入洞時間20分弱だったというのに、久しぶりに日の光を見たような気がした(^-^;
 
 
東側坑口。
 
 
東側坑口から内部を望む。
 
 
東側より。
 
ここ、少なくとも今は農業用水ではなくて生活排水を流す水路だよな。。。前の隧道まではあまり気にならなかったけど、この隧道の中ってやたらとカビ臭かったし。。。
 
( ゚∀゚)アハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \/ \/ \
 
 
数分後、まきき氏も無事生還。