2013年4月27日土曜日

最強の語感

前回、語感の話をしました。まあ、あまり語感という感じの話でもなかったんですけど。

そこで今回は改めて語感の話。
なんとなく好きな語感とか気になる語感ってありますよね。
たとえば百人一首だとやっぱり気になるのが「まにまに」だったりする人も多いんじゃないでしょうか。

まにまに。

なんかいいですよね。


ちなみに僕は「美女木ジャンクション」が好きです。
なんかこう、シューティングゲームで敵をまとめて10体くらい倒した時みたいな達成感と爽快感があります。
ビジョギジャンクション。
いやあたまらない。


ところで、キロ・メガ・ギガ・テラって単位ありますよね。
パソコンを多少使ったりする人なら聞き慣れた言葉だと思います。
僕はこれにも特別なイメージを持っています。

漫画「ドラゴンボール」に出てくるあのフリーザ様。
あれに通ずるものがあります。

まずキロ。
なんか強そう。そして攻撃的な響き。でもまだ落ち着きがある。
フリーザでいうと第一形態。


次にメガ。
やばい。さらに一回り強くなっちゃった感。
ビビッビビッとかいう稲妻発してそう。超攻撃的。
フリーザでいうと第二形態。




その次、ギガ。
もうやばい。手がつけられない。
語感がやばい。カ行の濁音連続使用。格が違う。
やばいしか出てこなくて僕の語彙力もやばい。
フリーザでいうと第三形態。




最後、テラ。
なんというか、最強の域を超えて逆にスッキリしちゃった感。
語感の流れからみると一見拍子抜けだが、それまでの最強っぷりを知っているとその落ち着きが恐ろしさに変わる。
無駄なものを一切削ぎ落とした最強の姿。
フリーザでいうともちろん最終形態。




まあこのあと単位はペタ、エクサ、ゼタ、ヨタと続くわけですが、そこは割愛します。
ちなみにこの話を職場の先輩に熱弁したら引かれました。
とうとう明日28日は初大会となるさがみ野大会ですが、ろくに練習出来ていません。
当日試合中に居眠りをしないことだけを祈るのみ。

2013年4月19日金曜日

恋ぞつもりて


淵となりぬる

はい、百人一首13番 陽成院の句ですね。
もちろんこれが正しい読み方だけど、僕の実家(正確には父)は違います。


恋ぞつもりて フチにベッタリ


はい、ベッタリです。
タイトルから甘いエピソードを期待してこられた方、すみませんでした。
完全にウンコです。どうもすみません。

子供の頃正月なんかに家族で百人一首をやると、父の得意札なのか毎回これを即座に取り、
「よしっフチにベッタリ」
とわざわざ口に出して得意げな表情をしていました。
そして今年の正月、久々にやろうと僕が家族を誘って百人一首をしたときもフチにベッタリは健在でした。さすがです。



ちなみに父の得意札は他にもいくつかあり、

「ちぎりきな かたみに袖を しぼりつつ 末の松山 波こさじとは」
→父「末のまっちゃん」
誰だよ

「嘆けとて 月やはものを 思はする かこち顔なる わが涙かな」
→父「かこち坊主」
坊主ってなんだよ

「白露に 風の吹きしく 秋の野は つらぬきとめぬ 玉ぞ散りける」
→父「玉ぞパッチリ」
意味がわかりません



いったいどんな覚え方をしていたのか謎ですが、僕も「みっちゃん乱れ染め」とか「月見ワーガー(バーガー)1つ」とか意味不明な覚え方をしていたので人の事は言えませんでした。
ただ父の語感のパンチ力には及ばない。

2013年4月10日水曜日

かるたiPhoneアプリ

iPhoneアプリの紹介です。

といってもかるたやる人でiPhone持ちなら一度は目にした事がありそうなので、これからiPhoneにする方やこれからかるたをはじめる人等向け。



僕がかるたに興味を持ち出してからインストールしたアプリはいくつかあるけど、中でも安定して今まで使っているのはこれ。
https://itunes.apple.com/jp/app/xiao-cang-bai-ren-yi-shou/id382730643?mt=8

浜島書店から出しているアプリで、無料版と有料版(¥600) がある。
無料版でも札のリストと札ごとの読み上げ機能があるので、暗記の入りにはかなり役立った。
有料版だとトレーニングモードなどがあって、札が1枚1枚出てきてタップして上の句をチェックしたり、決まり字をチェックしたり出来る。



便利なのは「覚えた札」と「忘れそうな札」を分けてセーブできて、100マスの成績表で色分けして表示されるところ。これは暗記するにはかなり良い。(全部覚えているので真っ赤だけど、覚えてないと青、まだやっていないと白になる)



あとは9x9マスでのCPU対戦。上級だと上の句3〜6くらいで取られたりする。
暗記時間がないのが厳しいところ。
取られたマスは他の札が補充されていく。



最後にランダム読み上げ機能。機械音声じゃなくて人の声だから安心して聴ける。
序歌ありなし、次の歌までの間隔、下の句の回数なども設定可能。




安定して使える良いアプリだったので紹介。
https://itunes.apple.com/jp/app/xiao-cang-bai-ren-yi-shou/id382730643?mt=8

2013年4月8日月曜日

大会参加予定〜第27回全国かるたさがみ野大会E級


こんにちは、コーヘーです。
3日坊主ってレベルじゃないくらい更新が止まってしまいました。
写真は今日友人に誕生日プレゼントでもらったうちの1つ、百人一首Tです。


さて本題。
かるた協会の大会情報ページを2月頃から更新チェックしまくり、3月下旬にようやく更新された時は1日浮かれていました。

そう、4月28日(日曜日)、ついに関東圏でのE級の試合を発見したからです。
その名も「第27回全国かるたさがみ野大会」
とうとう試合デビューです。この時を待ちわびた……!

何人くらい出場するのか、僕のようにかるた会無所属はいるのか、どんな年代が多いのか……
色々気になりますが、今はなんといっても一緒にかるたの試合が出来るというだけで楽しみ。
やっぱりなかなかかるたをやる知り合いというのはいないので、練習は1人でするしかない。




かるた会に入っていない理由は2つあります。

1つは、近くのかるた会をチェックした結果、行ける曜日に「有段者向け」と書かれていたため、多少なりとも経験を積んでから門を叩こうと思った事。

もう1つは、かるたに興味を持ったきっかけが漫画だったため、「半年か1年先もかるたが好きだったら入ろう」と決めて、一時の熱かどうかを確かめたかったから。

まあ、おそらく2つ目はもう心配なさそうな気はするけど。



仕事でなかなか練習はできないけど、E級優勝目指して頑張ろう。
もちろんTシャツは在原業平Tで!

2013年2月1日金曜日

第94回全国百人一首かるた競技横浜大会(後編)

前半の記事の続き
今回は初心者向けの軽い解説後、独自の決まり字カウント法を紹介してみる!



後半の試合は、観戦こそしていたものの選手の様子を見るわけではなかった。
今回僕がしていたのは、札のカウントと決まり字の変化の対応。
どの札が読まれて、どう決まり字が変化して行くのかをひたすらカウントしていた。

ここで百人一首の決まり字の確認をしてみよう。
それぞれの決まり字を最初の1文字ごとに仲間分けして、その枚数で分類したのが下の文字列になる。
つまり、"み"で始まる札は5枚あり、"つ"や"ゆ"は2つずつ、
"む""す""め""ふ""さ""ほ""せ"は1字決まりなので当然1枚ずつといった具合。
"あ"で始まる札だけ16枚もあり、カウントが難しい。

1枚_むすめふさほせ
2枚_うつしもゆ
3枚_いちひき
4枚_はやよか
5枚_み
6枚_たこ
7枚_おわ
8枚_な
16枚_あ

上から順に声に出して言ってみると7-5-7-7のようなリズムになって覚え易い。
「むすめふさほせ うつしもゆ いちひきはやよか みたこおわなあ」


なぜこんなカウントが必要かというと、これが相手より速く取るために役立つからだ。

「むすめふさほせ」は1字決まりとして有名で、その文字を聞けばすぐに取りにいける。
でも「きみがためは」や「きみがためお」等の決まり字の長い札は、6文字まで聞かないと確定できない。

しかし決まり字は変化する。

"き"で始まる札は「きり」「きみがためお」「きみがためは」の3枚しかないため、
そのうち2枚が読まれれば、6字決まりだった「きみがためは」も"き"で取れる1字決まりに変わる。
もし対戦相手がこれを意識していなければ、相手より速く取りにいけるということだ。



こんな解説を書いておきながら、これを今まであまり意識していなかった。
とくに「うつしもゆ」は2枚ずつしかないので、1つ読まれればすぐに1字決まりになる。

…ああ、うん。当たり前すぎる。
しかし会場で実際にカウントしていたら、そのことを強く意識するようになった。
「いちひき」もそれぞれ3種類しかないから、わりとすぐに1字決まりになる。
つまり、攻めの送り札に使える。
「むすめふさほせ」以外にも、「うつしもゆ」はなかなか使えそうだ。

しかし………忘れてしまう。
頑張って「いちひき」まで。それ以降挑戦しようとしても記憶が曖昧になっている。
最初は上の表を頭に思い浮かべて、それぞれに数字を振ってカウントしていたけど、どうしても忘れてしまう。何かいい方法はないかなー…

と、試合を見ながらその場で編み出したのがコレ!
「それぞれの文字と数字を、イメージをつけて繋げる」
かなり自分流だと思うけどとりあえず紹介しよう。

「むすめふさほせ」と「うつしもゆ」はとりあえず放っておこう。
まずは「いちひき」から。
たとえば"き"は3枚なので、こう思い浮かべる。









 ・・・・・・・・



いやほんと!これが覚え易い。というより頭に焼き付け易い。
そして"き"の札が読まれるごとに




ちなみに5枚の"み"の札はこう。






新・・・イメージや・・・・・・


2013年1月28日月曜日

第94回全国百人一首かるた競技横浜大会(前編)


初の試合見学に行ってきました。

まず、会場に入った時の最初の感想。若い。

もっと老若男女まばらにいるのかなと思っていたけど、
目に飛び込んできたのは大多数の小中高生と思われる選手。
ああ、あの時に戻りたい。

そして、人多い。

前半は座って観戦出来るスペースがなく、広間入り口の靴を脱ぐ狭いスペースに立って観戦していました。
100人は超えていたかな。会場ぎゅうぎゅうで蒸し暑さが襲う。

しかしやっぱり生の試合。かなり見応えがある!
同じ空間で読まれる読手さんの声はCDにはない臨場感があるし、
間近で響く畳の乾いた破裂音と静寂も、得難い迫力と緊張感だった。

今回の試合見学の主な目的は、前回の記事の通り
見学の目的その一: 礼儀作法など細かい所作を学ぶ
見学の目的その二: 目指すE級の試合に向けてD級の試合を中心に偵察する。スピード感等。 

その一はなんとか掴めてきた。本やネットには基本以外あまり細かいことは書いていないから、試合中の細かい所作を知りたかったんです。
たとえば、
・「勝負を分ける最後の1枚を遠くに飛ばしちゃった時、拾いに行って戻ってから礼をするのかすぐに礼をするのか」
→すぐしていた(札は誰かが拾ってくれてた)
・「札を並べる時間」
→わりと余裕のある時間だった。10分くらいあったように感じた。この後更に15分、暗記時間がとられる。
・「試合が終わった後の札の片付け方」
→まず自分の枚数を数え、終わったら重ねて勝者に渡す。勝者が束ねて、すぐに報告に行く。そしてもう一つ、束ねる時に一番上に載せる札が試合ごとに設定されている。(試合前に、「勝負がついたら『吹くからに』を上にしてこちらへ戻して下さい」とか言われる)
・審判が就いてくれている時は、選手同士でモメ過ぎずにすぐに判断を仰ぐ。
・「札が別のグループなどへ飛んだとき」
→前半の試合だと人数が多く、しょっちゅう(というかほぼ毎回)起こる。そのとき、見覚えの無い札は裏をみて札の名前を言う。するとその札の持ち主が名乗り出る。
(札にはグループごとに区別し易いよう名前や番号がふられている。)
ババンッと音がした後で一斉にそのやりとりが行われるので、わりとすぐ見つかる。
どうしても見つからない場合は、「とりあえずこれ使っといて」と運営側が代わりの札を渡してくれる。

こんなところだろうか。
暗記時間については基本ルールで学んだけど、札を並べる時間がどの程度あるのか知らなかったので、少し安心した。

その二については、どこが何級の試合かという区切りがわからずD級かどうかわからんかった/(^o^)\

とりあえずわかったことは、今の僕の力量ではどの級の選手も全員速い。
うん、まずはE級の試合に出る事から挑戦しよう。



ただ、今後E級の初試合を目指すに当たって改めて感じた今回の収穫は、
・生で試合や会場の雰囲気を感じる事が出来たこと
・スピード感を目に焼き付けた事
・読手さんの生の声を聴けた事
・細かい所作を事前に学習出来たので、本番で余計な緊張をしなくてすみそう
・「神奈川トヨタ自動車本社」という場所を経験できた
朝9:30受付終了の夜21:00過ぎまで試合という事実に先に面食らっておく事ができた

そう、今日驚いたことの1つはまさにそれ。
1つの大会の試合数が多いということは漫画でも書いてあったけど、まさかここまでとは……。
負けてしまった選手含め観客のほとんどは途中で帰って行ったけど、どこの会に所属してるわけでもないただの一般人で最後まで観戦してたのはおそらく自分ただ一人だったと思う笑

ただ、もし勝ち上がれば必然的にこの時間を味わうわけだから、どのくらい時間がかかるのかということも今のうちに面食らっておきたかった。なので最後まで残っていた。
不安要素は出来るだけ事前に味わっておく。これが僕の勝利の策の一つ。



後編へ続く

2013年1月26日土曜日

明日は横浜大会見学!



はじめまして、コーヘーです。

最近、競技かるた(百人一首)というものに首を突っ込みました。
きっかけは単純で、友人に勧められた漫画「ちはやふる」に影響されたからです。
それはもうどっぷりと。
そして百首暗記し、「初心者としてこれからかるたの道を目指していこう!」という成長日記的なものが、このブログの目的です。
同じような方もそうでない方も、一緒に強くなっていきましょう。

*かるたにはまった経緯
1.去年(2012年)の11月半ばに読み始め、
2.イカン…面白い、と夢中になり、
3.「これは自分も覚えながら読んだらもっと面白いんじゃないか…?」と思い、少しずつ覚え始めたのが12月下旬。
4.15巻あたりに手を伸ばす頃「ここから先は百首全部覚えたら読み始めよう」と決意し、身を入れて覚え始める。
5.12月中旬、気合いで決まり字と下の句の繋がりを全て暗記し、晴れて19巻まで購入。

なので、覚え始めたのは去年12月頃になります。
今は百首全部、決まり字と下の句の繋がりは暗記している状態です。
どうせなら覚え始めるところから始めればよかったんですが、当時はここまで熱が続くとは思ってなかったんですよ。



こんなところで経緯は置いておいて、
今の目標:次の東京周辺のE級の試合にエントリーする(5月くらい…?)
明日の予定:横浜大会を見学しに行く

初の公式戦見学…!ワクワクが止まらない。昨日から鼻水も止まらない。
見学の目的その一: 礼儀作法など細かい所作を学ぶ
見学の目的その二: 目指すE級の試合に向けてD級の試合を中心に偵察する。スピード感等。

ちなみに、今はアニメのちはやふるにもハマってます。
千早の声が生き生きしてていい。
ただ女性キャラはしのぶちゃん推し。

とりあえず第一発目はこんなところで。



------現在のステータス------
階級:E級(試合経験なし)
流し:03:30
所属:なし
かるた暦:約1ヶ月半
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