鍼灸師「おおしたさん」のブログです

東京都港区南青山で開業20年 / 6月から広島に帰る予定です

痛みへの関心のありようを変えてみる

2017年02月16日 | 健康

喘息気味で息が吸えないので早朝散歩(*^^*)

前回の話から…

「自分の考え方が悪いから病気を長引かせてるの??」

「私がウツウツした人間だから治らないの?」

「なんだか責められているみたいで正直しんどい」

そう思われる方がいるかもしれません


実際全てを否定的に捉える時って誰でもあります

そういう時は何を言っても響かないものです

 

不安な時は思い込みが激しいです

良い方向に捉える事は本当に難しいです


だけど…

痛みもしんどい事も捉え方を変るだけで改善されることが多々あります

 

「痛みに対する関心のありようを変えてみる」

ただそれだけで、痛みや辛いことが楽になるだけでなく、気持ちもよい方に変化することがあるのです

 

鍼灸師として…

痛みを取り除くだけでなく、その原因をハリやお灸を使って本人に意識付けする事も仕事だと思っています

 

例えば、腰痛や背部痛はお腹の調子が悪いから、ということが多々あります

胃腸をよくするツボにハリをして背部痛が消失するということがあるわけです

胃腸の調子が悪くて背中が痛くなっていたんだ!

それがわかれば普段の生活習慣を考え直すきっかけになるかもしれません


足にハリを打って、お腹がなんだか温かくなるとか…

肩にハリを打って、胸や頭に心地よい響きがあるとか…

 

自分の体は今どうなっているのか…

その意識付けに、鍼灸はとても有用だと考えています

その経路は神経系や筋骨格系で説明できない場合が多いため、陰陽五行論的東洋医学で説明することが多いのですが、これ、難しいですね^^;


例えば私の喘息は、咳き込むことはありません

ただ呼吸ができなくなるというものです

私の場合、水毒が脾実を起こすか、肝が心窩部のつかえを起こすかで症状が出ること多いです

これが出てくると不摂生してる証拠

そこで腎を補ったり、心窩部のつかえをとるツボにハリを打ったり…


だから「気づかせてくれて喘息さんありがとう!」なのです

お薬という手もあるのですが、これだと生活に気付くのが難しいです

先生には「飲み続けてくださいね」と言われているのですが、生活習慣見直すことでずっと症状がでておらず、やめていました

本当はよくないのですが、これからずっと付き合うためには、相手をチャンと知らないといけませんから、ここは東洋医学的な観点から喘息さんに学んでおります


ということで、東洋医学は治療のベースにもってこいなので、東洋医学をちゃんと勉強しないといけないと痛感する毎日です


おおした鍼灸院

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