さて、今日の主題に入ります。(笑)
本。

まぁ~~~~、本はよく読んだ。

中学1年のときに横浜から横須賀に引っ越し、
通学路の坂の途中に本屋さんがあった。
もう、毎日、本屋さんに行っていた。
ほぼ365日。(笑)

雑誌から本まで手当たり次第に買っていたので、部屋は本だらけ。
読んでみるとつまらない本や買わなきゃよかったという本もたくさんあった。
そんな経験を重ねていくうちに 「当たり」の本だけ選べるようになっていった。
ピンとくる本。
買って帰っても間違いない本。
「そのときの自分」に合った本。


☆☆☆


3年前くらいかな~・・・
老眼も進んできて、本が読みづらくなってきた。

あんなに大好きだった、読書。
だけど、眼も疲れて無理してまで読みたくない。

このとき思った。
「もう本は、いらない。」
読むべき本は、すべて読んだ。


「真我があなたのグルなのだ。」

このことが、ようやくお腹に落ちた瞬間だった。


☆☆☆


それまで読んでいた本の中には、
「本を置きなさい。」というメッセージを何度か見かけていた。

「真理は本の中にはありません。」

それでも本は置けなかった。
そこまでずっと導いてくれたのは、本だった。
すべての答えが、そこにあった。

私は、生きた人間のグルには出会わなかった。


☆☆☆


人との出会いと同じように、本との出会いにも 『ちょうどいい時期』がある。
『準備』ができていないと 読めない本がある。
無理して買って読んでみたところで、書いてあることはわからない。


本を置く前、「無人島に持っていきたい1冊の本を考えたとき、
決めたのは『アシュターバクラ・ギーター』だ。
この本との出会いは、のちほど。^^

アシュターヴァクラ・ギーター/ナチュラルスピリット
¥1,944
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「読むべき本はすべて読んだ」と書いた「読むべき本」とは、
ラマナ・マハルシ。
クリシュナムルティ。

この二人の本との出会いも面白いものだった。


☆☆☆


昨日書いた、霊的成長の気づきをいただいてから、20人以上の仲間とつながったのは、
自然食品のレストランだった。

その前に出会いもあったんだった。
介護の会社で事務をしていたとき、おっかしな人と出会った。
昔のブログによく書いていたが、「インド帰りの社長」
彼は、自分のアガスティアの葉をインドまで見に行った人だった。
(アガスティアの葉とは、自分の人生のすべてが書かれている葉っぱのこと。
それが、インドのあるところへ行くと自分の葉っぱがちゃんとあり、見ることができる)
精神世界バリバリのやばい人。(^^;
彼の話もちんぷんかんぷんで、「いっちゃってる人だな~~~(;'∀')」と思っていた。(笑)

彼との話は消えてしまったブログ、元祖「目に見えないけどあるもの」にたくさん書いたし、尽きないのだが、ある日、彼に連れられて地元でレイキを教えている人のところへ見に行った。
そこで知り合ったのが自然食レストランで集っている人たちのうちの二人で、私もそこにつながった。

その自然食レストランではいろんな集いが催されていたが、私が参加したのは
『新世紀の集い』 1999年の頃の話だ。
メンバーは、自然農に携わっている人や地球環境に詳しい人、自給自足で暮らしている人、アロマサロンを開いている人、整体師さん・・・いろんな人がいた。

そのレストランにも本棚があって、そこに集っている人たちが本を置いていく。
そして、そこでもまた、自由に本を借りて読むことができた。

そこで出会ったのが、『クリシュナムルティの日記』
すごく、すごく、すごくよかった。
それまで読んだ本では味わったことのない、何かがそこにあった。
心がしーんとする感じ。
書いてある内容がはっきり理解できたわけではなかったが、
自然描写が素敵で、言葉は美しく、愛が流れていた。
このときの無人島に持っていきたい1冊の本は、間違いなくこれだった。

クリシュナムルティの日記/めるくまーる
¥1,404
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そこにはもう一冊、クリシュナムルティの『瞑想』があった。
これもまた、素敵で・・・
だけど、やっぱり書いてある内容は、理解できなかった。
それでも、きっとこれが、「ほんとの瞑想」なんだろうなって、漠然と思っていた。

(今、本のリンクを貼ったら表紙が変わっていた。
私が持っているのは、クリシュナムルティのクールな横顔が写っている白い表紙のもの。)


瞑想/UNIO
¥1,296
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この2冊は自分でも購入した。
お気に入りの著者が見つかると、その人の本は全部探して読むという
本の読み方をしていた私にしてはめずらしく、こんなにピンときたにもかかわらず、
それ以上クリシュナムルティの本を探すことはなかった。

そして私はこの後の数年間、クリシュナムルティを「詩人だ」と思いこんでいた。


今振り返ってみれば、
当時の私には、これ以上のクリシュナムルティはさらに理解不能だったろうし、
理解して精神的打撃を受けるのには、霊的に未熟すぎた。

<つづく>



ぽちっとありがとうございます。


RINKOの本棚
昔作成したAmazonのページ。私が読んできた本たち。
情報古いですが、興味のある方はどうぞ。^^