今日、いつものようにデイから帰って来て、ダイニングで寛ぐじじばば。
水分補給でカルピスを飲み、デイでおやつを食べてから帰って来ているにもかかわらず、
また、まんじゅうを食べる。
夕方のニュースを見て、ひたすら感想をしゃべるばーばの前で、
何のことやらわかんないじーじは、ポカンとお口を開けたまま、テレビの画面を見ている。
そんないつもの光景。
そして私は、これまたいつも通り、急いで晩ごはんを作る。
じじばば用のかぼちゃを煮ていると、ばーばの
「あんた、なにやっとるの?」
「こんなとこでパンツ脱いでどうするの?」
えっ?なになに?
どゆこと?
慌てて、お鍋の火を消し、じーじのところに行くと
いつものダイニングの自分の席で、ズボンとリハパンを下げ、
用を足そうとしていた。
しかも、大きい方。
「ちょ、ちょっと待って。」
「ここトイレじゃないよ。」
腕をひっつかんで、ズボンが足元に残ったまま、ずるずる引きずり、
とにかくトイレに連れて行った。
ばーばが、すぐに大声を出してくれたので、被害はシートクッションに
茶色いしみができただけだった。
こんなことは、初めて。
トイレを汚すのは仕方がない。
トイレから部屋に移動するときに、汚れた手で壁を汚すのも
まぁ、仕方ないとしよう。
それらと今日の出来事とは、根本的に違う。
トイレじゃないところで、用を足そうとしたのだ。
新たなステージへ、じーじの認知症は進んでしまったのか?
こんなことが日常茶飯になったら、もう片時も目を離すことができなくなる。
目を離した時には、被害は尋常じゃなくなる。
じーじには、便意がある。
漏れ出てしまうことはあるけど、便意を感じたらトイレに行くことはできていた。
それが、それなのに・・・
ちょっと今日は、ひどく動揺しています。