なぜ外に出ようとするのか? | ひとりっこの両親在宅介護ブログ(施設入所後)

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娘に迷惑をかけまいと、老老・認認介護で限界まで二人暮らしを頑張った両親。でも、遂に限界突破。仕方なく実家に戻ってきて始めた在宅介護。一人っ子のため否応なくやらざる負えない。
平成27年4月じーじは旅立ちました。令和2年1月末、ばーば特養入所しました。

「なぜ、じーじは外に出ようとするのか?」


う~む、改めて考えてみると、難しい。


始めに断わっておくが、私は決してじーじのいる部屋に鍵をかけたり、

じーじを縛って監禁などは、一切していない。

(そうしてやりたいと思ったことは何度もあるが)


じじばばの部屋には掃出し窓があり、窓の外はウッドデッキになっているから、

そこからでもすぐに外に出ることができる。


以前はそこから出入りし、庭を散歩していた。


自分で雨戸も閉めていた。


最近はそこから外に出られることが分からなくなったのか、

それとも段差があるので危ないと感じているのか、

掃出し窓から外に出ることはなくなった。


唯一、外に出られるところは玄関。


そんなにまでも外に出ようとする割には、玄関を出るとすぐに家の中に戻ってくることが多い。


以前、徘徊真っ最中の頃のように、ずんずん歩いて行ってしまうこともない。


でも、何度も何度も玄関を開けて、外に出る。


そう、まるで何かを確かめているように。



実は、気になっていることがある。


ダイニングの自分の席から、身を乗り出すように、いつも外のある場所を眺めている。


リビングのカーテンを開けては、外の同じ場所を見ている。


じーじには、いったい何が見えているのだろうか?



じーじが見ている場所には、外のポストがある。


ポストは太陽の光を受け、きらきらと反射して光っている。


そしてそこは、テレビをつけていると、窓に反射してテレビが映っているところだ。


おそらく、だれか人がいるように見えているのではないか?


これも一種の幻視なんだろうか?



じーじは超高齢のため、今更認知症の種類を特定したり、

薬によって治療しようとは思っていない。


今となっては、さほど介護も「苦」とは思っていないので、

このまま寿命まで自然に任せて行こうと思っている。


でもやっぱり、じーじはレビーなんだと思う。




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じーじの手の写真。


反り返った親指。


レビー小体認知症の人に見られるという、指の変形。



じーじには何かが見えていて、それを確かめるために外に出ようとしているのかもしれない。





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