今日、職場にデイから電話がかかってきた。
「ばーばさんが転倒されました。」
トイレに行った時、いつもは用を足した後ブザーを鳴らして職員を呼ぶことになっていたのが、今日は自分で立ち上がり、転倒したらしい。
転倒してから
「誰か来て。」
と、叫ぶばーばの声に気づいた職員さんが、慌てて駆けつけたそうだ。
だから、どんな風に転倒したのかはわからないらしいが、本人いわく
「尻もちをついた。」
とのこと。
でも、おでこにたんこぶ。
両手の甲にアザができていた。
お尻は、たっぷりのお肉で守られていたからか、無傷。
転倒した後も、バイタルも平常通りで痛がる様子も無いとのことだったので、そのまま預かってもらい、私は仕事を続けた。
家に帰ってから、歩き方を見ると、左足がほとんど真っ直ぐのまま。
これも、本人は右足が悪いと思っているのだが、左足の方が調子が悪いようだ。
いつもは右足にしているサポーターを、左足に変えてみた。
右足は以前使っていた、別のサポーターをはめておいた。
うーむ。
又整形に通ったら、少しでも良くなるのだろうか?
膝を治す手段は、人工関節に変えるしかない。
もうすぐ86歳になるばーばには、手術は無理。
今更、ヒアルロン酸を注射したところで効果は無いだろうし。
結局、リハビリで膝周りの筋肉をつけるしかないんだよね。
リハビリを毎日毎日やってもらえれば、効果があるのかもしれないが、そんなに通院する暇は無い。
だから、デイで機能回復訓練もしてもらっているのだから、それでいいか、なんて思ってしまう。
リハビリの効果は、肩の手術をした私自身が良くわかっている。
病院でのリハビリはもちろん、毎日家で自らやることが、すごく大切になる。
ばーばにとっては、とにかく自分で立ち上がり、部屋の中を歩くこと。
これが一番のリハビリになっていると思う。
だから鬼娘は今日も、家では車椅子を封印し、杖を使って歩かせる。
1日でも長く、自力歩行できるように。
がんばれ、ばーば。