カテゴリ:夢有無有
{思考と直覚」人間の霊魂を思考/サルトル61/ニーチェ28
ギリシァの他に比肩しない程に優れ芸術性に富む、神に纏わる叙事詩は、遂にはギリシァの神話が、信教段階にまで高められます。其の代表的な事件が神を冒涜したと難癖故の、悪法も法なりの「ソクラテスの毒杯」でしょう。しかし、ギリシァの英雄と神を描(えが)く 壮麗な叙事詩には神々の闘争が顕れ、物語的に死する神々が当然に出てきます。其の叙事詩としての夢想が剥落(はくらく)した時に、世界自然というデイノーン(異他・凄きもの)にギリシァは直撃され「神の死の後」の直撃された人間は何に根拠を求めるのか痛苦の精神状況が生じ、死んだ神{神は死んだ」に取り変わる新しい至高性を確保する必要性が西洋哲学の祖ギリシァのタレスを始めとした「世界の根本思考」の土壌が築かれます。もはや、世界及び其の事象を,二つの相互に独立の根本原理によって説明する立場。神話や宗教では、光に対する闇,天と地,善神と対置する悪神,神と其の被造物などでは説明はおろか解明が困難な状況から「全ては一の素、乃至は一元の原理」が求められ哲学の相対的価値の向上に期待がかかります。 cap-hiroのプロフィール 哲学・思想 ブログランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017年03月25日 06時56分50秒
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