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Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2017年06月27日
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カテゴリ:夢有無有
「思考と直覚」人間の霊魂を思考/スピノザ41
 スピノザは「人間精神を構成する観念の対象は現実に存在する身体であると宣言」します。何故(なぜ)なら、人間存在自らに問うて「絶対存在の延長するとされたものの様態及び思惟するものの主体としての人間存在が神の属性の変状である以上、二つは同じ「もの」の二つの側面に他ならない」と言い切ります。此の命題を定義することにより、我々人間が正常時の精神と肉体としての身体の合一という我々人間的な側面の在りかたを説明出来、且つ、充足させ得るとスピノザは述べるのです。彼の演繹的幾何学から人間存在は神即ち絶対存在の認容から「神の延長とするもの及び理的実在及び人間が思惟(しい)するものは論理的観点からみて神の属性の変状である以上は、二つは同じものの二つの側面に他ならないからであるとします。これによって心身の合一という我々の現実的なありかたを説明出来得るとスピノザは論断するのです。神が唯一の実体である以上、精神も身体も、唯一の実体である神に置ける二つの異なる属性、見方を変えると神の本質を構成する。我々からは逆方向として考えられる一側面としての思惟と延長との先には唯一の実体である神が在(ざい)する事になります。。神の本性は絶対に無限であることから、無限に多くの属性を抱えることになります。能産的自然から派生する所産的自然としての諸々の有限なもの或いは個物は、全て、能産的自然としての神なくしては在り、且つ、考えられることの出来得ないものであり、神の変状ないし神のある属性における様態であるということになるとします。人間や其ノ他の個物は神の延長の一部を構成するかぎりには、人間身体の損傷や精神の正邪も、スピノザの説く神は、人間精神の自由を問うことにも、神は関与しません。此のことだ正教会がスピノザを異端者扱いする理由を与えています。
Human-to-God1

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最終更新日  2017年06月27日 06時39分27秒
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