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Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2017年08月13日
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カテゴリ:夢有無有
「思考と直覚」人間の霊魂を思考/スピノザ83
 「なぜ何かがあるのか」を問う問題、将又・屡々(はたまた・しばしば)、「なぜ何もないのではなく、何かがあるのか」と同時に扱われる関連した問い「何故に世界はこのようになっているのか」というこの世界のあり方の根拠を問う問題を、現在にも議論されている形で初めて明確に定式化したのは、17世紀のドイツの哲学者ゴットフリート・ライプニッツ(Gottfried Wilhelm Leibniz/1646年-1716年)です。ルネ・デカルトやバールーフ・デ・スピノザなどとともに近世の大陸合理主義を代表する哲学者で、主著は「モナドロジー(単子論)」「形而上学叙説」「人間知性新論」等々多くを数えますが、なかでも、ライプニッツ晩年(1714)の代表作「単子論」、実際の表題は信奉者ニコラ・レモンのためにフランス語で書かれた表題なしの全90節の小論からなるライプニッツの形而上学が、整理された形で展開、「単子論」の表題は 1720年にドイツ語訳を出したハインリヒ・ケーラーが与えたものであるものの、内容表現としては適宜でしょう。此の全90節のなかにライプニッツの哲学の全体が単子(モナド)の概念を中心に圧縮されたかたちで展開されています。モナド「単子(Monad)」とは組成体(物体)のなかにある単純な実体であり,其の本性を問えば表象と欲求である。更には其の表象の判明度により次の四つに段階的に区別されると示します。(一)には裸のモナド、(二)には動物精神、(三)には理性的精神、(四) には神存在を夢想しています。世界を構成するモナドは、ユークリッドの点の定義の如く、部分や構成要素を持たないのだから、「外から何かが中に入る」ことはありえず、因果関係や作用は「外的な対応する変化」であって、「内的な何かのやり取り」としては理解できないものだとしています。ところが、宇宙には空間があり運動があります。(一)の裸のモナドを部分や構成要素を持たないのだから、「外から何かが中に入る」ことはありえず、因果関係や作用は「外的な対応する変化」であって、「内的な何かのやり取り」としては理解出来得ないもの、ライプニッツの主張通りモナド(単子)を、大宇宙を形作っている究極単位として捉えれば、何ら広がりをもっていないし、性質をもっているものとしては凡そ想像さえつかない夢想出すら来ないこと、「ユークリッド幾何学」に云う「点理論から、空間と運動の拡張としての時間概念が湧いてきません。「ユークリッド幾何学」では「零(0)」は基点としては働くものの、基点を幾ら倍増しても「零(0)」は拡がりを持ちません。「モナド」を物質論的に捉えず、大乗の「空論」の有って無き性状の「空」其のものとすれば解答に近付けるのかとも思い巡らします。
Leibniz2

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最終更新日  2017年08月13日 07時38分56秒
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