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Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2017年09月30日
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カテゴリ:夢有無有
「思考と直覚」人間の霊魂を思考/スピノザ129
 スピノザとシッダルターでは常駐する「有」に対しては解釈が異なりますが其の不滅性や「存在と無」を離れた存在として捉えることは共通しています。更には、「有」は自らを意識することはないということです。意識しないからこそ世界の究極の原理と成り得るのです。現代物理学の現象としての在る物質が無として消滅し、或いは、無から物質が生成されているとする理論は「有」の解釈上の相違です。世界の絶対原理が「無」を纒わない以上、人間思考が捉える「無」とは見かけ上のものであり「有」に属する何かです。「無」は人間思考が生み出す世界観です。例えばIT工学のマイナス電流を考慮すれば「無」が有り得ないことが解ります。「何かがある」ことを否定することで問いから逃れることは大凡(おおよそ)困難であるのは自明の理です。例えば実在するものは全て意識的なものだけであるとする観念論的な立場、或いは、世界は私の見ている夢のようなものであるとする独我論的な立場などを取ってみても、その意識や夢にあたる「何か」があることは依然として認めざるを得ないのです。「完全な無」は絶対存在の意識にない限りは不可能事です。其のことから導かれるのは「無」は見かけであり人間意識の捉え方の一状態だということになります。一線上のゼロ時点が無ではないように。スピノザとシッダルターは方法論は正反対なのですが行き着く先は共通する面が看取れます。「有」が転じて「虚」にはならない世界に我々は存在している事になります。
虚無1

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最終更新日  2017年09月30日 06時21分01秒
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