30415702 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
2017年12月22日
XML
カテゴリ:夢有無有
「思考と直覚」時間と霊魂58
 1983年にスティーブン・ホーキングとジェームズ・ハートルは、時間的に大宇宙の始まりが「端」即ち「先端」を持たない宇宙モデルを提案します。簡略化すれば、時間を普通に現実存在としての世界の一般数である実数としてではなく、其の世界に「無境界仮説」としての「虚数時間」を持ち込めば、大宇宙の初(はじ)まりという基準が適用できない「特異点(Singularity)」滑らかでない点・針の先など、譬えば 1/x のグラフは x=0 に特異点を持つなどと捉えられますが、宇宙論などの文脈では、あらゆる物理量が無限大になってしまう点、果てのない大宇宙も特異点を指すことになります。ロジャー・ペンローズとスティーヴン・ホーキングはブラックホールには必ず特異点があるという「特異点定理」を理論的に証明しますが、数学的には認識されるものの物理科学では今だに其の証明には及んでいません。此れを受け入れれば今までとがっていた先端が,おわんのように丸くなめらかになって,どこが端だかわからなくなってしまう「はじまりを含めてすべての点で,宇宙の状態がなめらかである」この条件によって宇宙の状態が限定されれば、ビッグ・バンの「コア(核)」なる見えざる源(みなもと)を求めることも、ビッグ・バンの重力の海から派生した時間の至元を求めることからも解放され、「有」としての絶対背存在・絶対意思・絶対意識の存在問題は形而上の課題としては残るにせよ、時間間隔等々の始まりと終わりからは解放されることになります。此の「虚数時間」を持ち込んだ「無境界仮説」としての条件によって宇宙の状態を限定することが成し得たならば宇宙誕生の経緯を説明できる可能性を秘めています。


哲学・思想 ブログランキングへ





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2017年12月22日 06時32分50秒
コメント(0) | コメントを書く


PR

プロフィール

cap-hiro

cap-hiro

サイド自由欄

カテゴリ

キーワードサーチ

▼キーワード検索

バックナンバー

楽天カード

フリーページ


© Rakuten Group, Inc.