「思考と直覚」時間と霊魂113
「重力子」はアルベルト・アインシュタインの一般相対性理論より導かれる重力波を媒介する粒子として提唱されたものである。スピン2・質量0・電荷0・寿命無限大のボース粒子、素粒子の間の相互作用を媒介するゲージ粒子である光子、ウィークボソン、グルーオン であると予想され、力を媒介するゲージ粒子に過ぎないが世界の成り立ちにはなくてはならないものとされています。光波は質量ゼロとされる光子あっての存在であり光子其の物は質量ゼロとされています。重力であれ巨大ブラックホールの大質量であれ、此れ「重力子」なしには存在し得ません。簡略に云えば四つの魔力である光子・グルーオン(強い力)・ウィークボソン(弱い力)そして重力子は大宇宙を創生する段階から働き、宇宙を活動発展させる作用因としての役割を担うと云える存在だといえます。アダム・スミスの経済社会思想を示す語「神の見えざる手」を援用して差し支えないでしょう。ビリヤードのハスラーのキュー其のものだともいえます。物理科学が発見しようとやみくもに頑張っているのは「見える神の手」の発見であり「不可視の神そのものの存在」ではありません。
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